1982年の3月にデビューした小泉今日子、堀ちえみ、4月にデビューした石川秀美、早見優、5月にデビューした中森明菜、そこに前年10月という中途半端な時期にデビューした松本伊代も何故か(笑)加えた、この6人のアイドルの活躍がめざましく、そして華やかだった事から、いつの日からか「華の82年デビュー組」と総称されるようになりました。
この6人、今改めて評価してみても見事に個性の違うバラエティー豊かなアイドル像が揃っていたな~と感心します
80年代型アイドルの典型ともいえる突き抜けた明るさと弾けるPOPフィーリングを持つキョンキョン
それとは対照的に70年代的憂いと翳りを秘めたムードに80年代的ツッパリ路線もサマになる明菜
モデル並みのスレンダーな体型とハワイ育ちの自然な英語の発音が、独自のハイセンスなアイドル像を演出した優ちゃん
ボーイッシュ、スポーティー、カジュアル、そして健康的なお色気(・・って死語?ww)、この人の事を悪く言う人を見たことのない優等生アイドル、秀美ちゃん
鼻にかかった個性的な声と意外な(と言っては失礼だけどww)歌唱力の高さで、優秀なアイドル・ポップスをたくさん輩出し続けた伊代ちゃん
そ・し・て・・・!(前振り長かった~ww)
今回取り上げるちえみちゃんは、“清純派”とか“正統派”という言葉がとりあえずしっくり来ます。
しかし、それ以上に“妹系”という表現が合う、それまでのアイドルにはちょっといないタイプのアイドルでしたいや、いるにはいたけど、ここまでレベルが高くて魅力的な“妹系”はいなかった!
曲はまるたさんのリクエストにより「真夏の少女」です
このジャケット、最高ですね
堀ちえみちゃんのセカンド・シングル「真夏の少女」
作詞:中里綴 作曲&編曲:鈴木茂
タイトルは真夏 なのに、この涼しい風を全身に受けたかのような清々しさは何なんでしょう
歌詞もメロディーも、聴いてるこちらが恥ずかしくなるくらいピュアでラブリー
♪ドリーミン、ドリーミン、マイハート
という歌詞のごとく、夢みる少女の気持ちが素直に伝わる名曲ですね!
ちえみちゃんの歌唱も下手過ぎず、また、上手過ぎず(!)というのもいいんです。
この大人しいルックスでガンガン熱唱されても引いちゃいますから(笑)
歌詞をハッキリと、そして一生懸命声を出して歌ってる姿は微笑ましくありますね、ウン!
それにしても↑の「レッツヤン」での歌唱シーンは絶品!オーソドックスな白い衣装も、ほどよい長さの髪型も、可愛さ倍増の振り付けも、何もかもが素晴らしい
突然ですが、ちえみちゃんの顔はハッキリ言って美人ではありません。
かと言って、もちろんブサイクでもない!
地味だけど親しみやすい、それこそ妹系ルックスの典型 なのであります。
「守ってあげたくなる」、そういうオーラというか雰囲気を自然と醸し出してるところが凄い!
今のアイドルで例えれば、AKB48の大森美優ちゃん、NMB48の白間美瑠ちゃん、HKT48の朝長美桜ちゃん・・・あたりとタイプが似てるかな・・?
キョンキョンや明菜、そして秀美ちゃんともキャラがダブらないちえみちゃんの存在が、82年組女性アイドルの豊潤さに繋がっているのです
・・・と僕は常日頃から考えているのですよ~
・・・って、どんな40代のオヤジだよっ
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