森川美穂「教室」は初々しい歌声が光る切ない夏うた | 赤と黒とさくら色のアベニュー~from PALE~

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アイドル・夏の名曲特集
今回はブロ友の森川優さんからお勧め曲として教えて頂いた森川美穂ちゃん「教室」です。

森川美穂さんといえば1990年のNHKアニメ『ふしぎの海のナディア』の主題歌としてヒットした「ブルーウォーター」と、1987年の飛鳥涼の作詞作曲した「おんなになあれ」の2曲くらいしか僕は知らなかったので、「教室」という曲は今回初めて聴きました。


作詞:千家和也 作曲:小森田実 編曲:瀬尾一三
1985年7月発売の森川美穂さんのデビュー曲!

「教室」というタイトルからは春の卒業ソングを連想しますが、これは夏休み中に転校してしまう女子生徒の事を歌った歌詞なんですね~!

夏休みのある日学校にやってきて、自分の教室で好きな人の机に座って想いに耽るだけで、結局告白できないまま学校を去っていくという・・・何とも健気な少女ではありませんか

ミドルテンポの中に弾むようなキャッチーなサビも取り込んだメロディーも実に味わい深いですし、後の迫力満点のボーカルがイメージされる美穂さんといえど、デビュー時のこの歌声は初々しいの一言
透明感のあるサウンドがその初々しさをさらに活かしていると思います。

この「教室」、アイドルのデビュー曲としては申し分ない出来でしたが、オリコン最高位38位にとどまります。


翌年の夏にはこんなキャッチーで爽やかな夏ソングも出していました!



「サーフサイド・ブリーズ~真夏の風~」
作詞、作曲:松宮恭子

これぞ夏ソング!と言いたくなる爽快な一曲で実に僕好み
ですが、これもオリコン70位と全くふるわず・・・。
「ブルーウォーター」のヒットの後に出してたとしたらもっと売れただろうに・・・と残念。



元々本格派・熱唱型シンガーへの志向が強かった美穂さんですから、「おんなになあれ」以降の楽曲の方が合ってたとは思います。
初期のアイドル的売り方は嫌だったらしいですしね

とはいえ、これほどの歌唱力と素晴らしい楽曲のアイドル時代ももっと評価されていいんじゃないか・・?
と、当時の活動をあまり知らなかったこの僕が今さら言うのもナンですけどね(笑)



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