ディジー・ミズ・リジー「グローリー」の衝撃から未だに抜けだせない・・・ | 赤と黒とさくら色のアベニュー~from PALE~

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BABYMETAL、さくら学院を中心に、現代のアイドルシーンを好き勝手に語るブログです。

昨日、植村花菜ちゃんがこんなツィートをしてました。

あちゃー( ゚д゚)!?ティム・クリステンセンの歌聴きまくって練習しまくってたらこんな時間に…(笑)。明日リハやのにー。って、もう今日やなー。はよ寝な!!!今日は変な夢見ずによく寝れますように。少し遅なりましたが、みなさまおやすみなさい♪♪♪


へぇ~!花菜ちゃん、ティム・クリステンセンなんて聴くんやぁ~
と、ちょっとビックリ!

いや、でもティムの独特な歌声とヒネリの効いたメロディーと、ギターはもちろんどんな楽器もこなすマルチプレイヤーぶりは、まさしく今の植村花菜の音楽性にインスパイアを与える事は明白
「練習しまくってる」って事は・・?ティムの曲をカバーするのかなぁ~?



今やすっかりソロ・アーティストとして有名になりましたが、僕にとってティム・クリステンセンといえばこのバンド、DIZZY MIZZ LIZZYなのです
1994年、デンマークから突如現れたトリオ編成のバンド、DIZZY MIZZ LIZZY!
バンド名をタイトルにしたファースト・アルバムは翌95年に日本でもリリース。

HR/HMファンにはお馴染みのライター兼DJの伊藤正則氏が彼らを即気に入り、自身のラジオ番組でやたらとプッシュしまくっていたのを思い出します。
特に↑の「Glory」はそれこそヘヴィーローテーションされていましたね~



1994年から95年にかけてのロック・シーンは、グランジ・オルタナからの影響をモロに受けたダークでヘヴィーなROCKがトレンドでした。それはHR/HMのフィールドにも影響を及ぼし、陰鬱でグルーヴを重視した、メロディアスさの欠片もない楽曲(当時は“モダン・ヘヴィネス”と呼んでいました・・)を演奏するバンドが増えまくっていました。

そんな中、まるでメロディーの洪水のようなハードロックを聴かせてくれるDIZZY MIZZ LIZZYの登場は我々“メロディー重視派”の音楽ファンに大歓迎されたわけです

ただ、メロディアスと一口に言っても彼らの曲はどこかクセのある、意表を突くコード進行から成り立っていて、「なんかヘンテコな曲だけど聴き入っちゃうな~」的な(笑)、不思議な魅力に満ちていました

これなんかもサビメロが何かヘンなんだけど(笑)聴いてて気持ちいいんですよね~。
「For God's Sake」


これらの曲を作ったのはもちろんボーカリスト兼ギタリストのティム・クリステンセン
突出した才能を持つこの男が、やがてバンドよりもソロ活動に重点を置き始めるのは当然といえば当然。
実際ソロ・アーティストとしてしっかり実績を残し、どんどん新たなファンを獲得しているティムは素晴らしいです。僕もソロ・アルバムを一枚だけど持ってますよ。

でも・・・

僕はこのDIZZY MIZZ LIZZYの衝撃が未だに忘れられないし、メロディアスだけどヘヴィーでパワフルな楽曲、それにあくまでハードロック・バンドの一員としてのティムが好きなんだなぁ~



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