ヤング・ラスカルズ「グルーヴィン」は穏やかな午後にまどろむ佳曲 | 赤と黒とさくら色のアベニュー~from PALE~

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BABYMETAL、さくら学院を中心に、現代のアイドルシーンを好き勝手に語るブログです。

雑誌『レコード・コレクターズ』の最新8月号で
“1967~1975 米国ロック/ポップスの名曲ベスト100”なる巻頭特集が載っています。

これは1967年から1975年という、いわばロックの黄金期にシングル盤として発売された楽曲(カップリングも含む)のベスト100を、専門家やライターの方々が選んだものの総合ランキングであります。ちなみに英国編は先月7月号で掲載済み。

上位10曲はこんな感じです。

1位 「ハートに火をつけて/Light My Fire」 ザ・ドアーズ
2位 「イッツ・トゥー・レイト/It's Too Late」 キャロル・キング
3位 「グルーヴィン/Groovin'」 ザ・ヤング・ラスカルズ
4位 「ザ・ウェイト/The Weight」 ザ・バンド
5位 「孤独の旅路/Heart Of Gold」 ニール・ヤング
6位 「明日に架ける橋/Bridge Over Troubled Water」 サイモン&ガーファンクル
7位 「きみの友だち/You've Got A Friend」 ジェームス・テイラー
8位 「明日なき暴走/Born To Run」 ブルース・スプリングスティーン
9位 「あなただけを/Somebody To Love」 ジェファーソン・エアプレイン
10位 「瞳の中の愛/I  Saw The Light」 トッド・ラングレン

いずれ劣らぬ名曲揃い!それに、英国編の上位曲よりも華やかなイメージなのが米国らしいところ

で、今回選んだのは3位に輝いたTHE YOUNG RASCALS「Groovin'」
白人でありながら黒人音楽のソウル・ミュージックに傾倒した、いわゆるブルー・アイド・ソウルの旗手的バンドだったTHE YOUNG RASCALS。
ソウルやR&Bに根ざした音楽性ながら非常に親しみ易い楽曲を提供していた彼ら。全米トップ40には13曲ものヒットを送り込んでいて、この「Groovin'」も1967年に全米1位を記録したシングル

鳥のさえずり、ハーモニカ、おおらかなコーラス、フェリックス・キャバリエのソウルフルなボーカル!これらが絶妙なブレンド具合で、見事なソフトロックを作り上げています
「Groovin'」というタイトルながら、図太いドラムやベースは聴こえません。
ピアノとボンゴが軽~くリズムを刻むだけ

穏やかで、午後の陽射しを浴びながらまどろむような・・・
そんなグルーヴを感じさせる名曲ですね~

これはやはり歌詞にあるように、サンデー・アフタヌーンにのんびりしながら聴きたい曲です。
実際、この曲を僕はFM放送の午後の番組内のお天気コーナーなどのBGMとしてよく耳にした覚えがあります。



それから、手前味噌ではありますが、これで↑の上位10曲の全てのアーティストを当ブログで取りあげた事になります!(まぁ、それで今回唯一の穴だったラスカルズを取り上げたというわけww)
ちなみに3位、4位、6位、7位、10位はピックアップした楽曲も同じ。

11位のCCR「雨を見たかい」、12位のルー・リード「ワイルドサイドを歩け」も過去に取り上げてるので・・・、
次は13位のヴァニラ・ファッジの記事を書かなければいけないかな~


こういったランキングものって「何故これが○位!?」とか「この曲よりあっちだろう!」とかいろいろ不満も出てくるもの(今回も突っ込みたくなる曲もチラホラ・・・ww)ですが、まあ、一つの参考として、また再評価に繋がるきっかけとして面白いと思いますよ~。
ぜひ皆さんも手にとって見てみて下さい




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