昨夜途中まで書いて消えちゃった記事。
改めて再構築してアップします。
しかし、今回もかなりマニアックな曲なので、おそらくレスはごく少数でしょう
イーグル、イーグル、と来たので、次のパー5のホールはアルバトロスでもとりたいところ(笑)
ということでFLEETWOOD MACの「Albatross」です
天才ギタリスト、ピーター・グリーンを擁して、泥臭いブルース・ロックに邁進していたFLEETWOOD MACが1969年に発表したセカンド・アルバム『ENGLISH ROSE』(邦題:英吉利の薔薇)
この、強烈なジャケット写真は一度見たら忘れられないでしょう
後にSANTANAがカバーしてヒットした「Black Magic Woman」のオリジナル・バージョンを収録したこのアルバムには、その他にもやはり典型的なブルース・スタイルの楽曲が多く収められています。
しかし、そんなブルース・アルバムのラストに、それまでの泥臭さを一掃するかのような洗練されたこのインストゥルメンタル・ナンバーが控えているのだから驚きです・・・
やや地味な印象のこの曲ですが、英米ではシングル・カットされ、スマッシュ・ヒットを記録したのだから・・・これも驚きです
↑の動画は1970年、イギリスのテレビ番組での演奏シーン。
真ん中のヒゲもじゃなギタリストがピーター・グリーン。
ジェレミー・スペンサー、ダニー・カーウァンとのトリプルでのさりげないギター・アンサンブルが見どころ
さらに、右側に並ぶ、おなじみのミック・フリートウッド&ジョン・マクビーのリズム隊が・・・若い!(笑)
この「Albatross」を作曲したピーター・グリーンは、このアルバムを最後にバンドから脱退
FLEETWOOD MACというバンドの激動のメンバー・チェンジの歴史がここから始まるわけですね。
クリスティン・マクヴィー、スティーヴィー・ニックス、リンジー・バッキンガム、さらにお馴染みのリズム隊二人、と皆さんもよく知る顔ぶれが揃った時期の大ヒットアルバム『Rumours』(邦題:噂)にもこんな傑作鳥曲が入っています
クリスティンの優しいボーカルと、ピアノの穏やかな音色にウットリする「Songbird」
「Albatross」も「Songbird」も、3分ちょっとという短い小品ですが、どちらもこのFLEETWOOD MACというバンドの音楽性の幅広さ、メンバーの個性を活かしきった名曲と言えるでしょう。
大ヒット・シングルの存在だけではそのバンドの本質は語れない、という事ですね
あ、ちなみに「アルバトロス」とは日本語で「アホウドリ」です。
こんなの
では、次回の鳥曲はそろそろ邦楽に戻りますかね・・・?
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