鳥の曲特集その⑦ 「わたしの青い鳥」 by 桜田淳子 | 赤と黒とさくら色のアベニュー~from PALE~

赤と黒とさくら色のアベニュー~from PALE~

BABYMETAL、さくら学院を中心に、現代のアイドルシーンを好き勝手に語るブログです。

鳥の曲特集7回目は再び邦楽に戻って参りました!
しかも今回は超有名な“鳥ソング”である・・・

「わたしの青い鳥」です!



現在40代以上の人や、若い人でも昭和のアイドルや歌謡曲に興味のある人ならまず知らない人はいない、桜田淳子ちゃんの代表曲ですね
まずはオリジナル音源をじっくりと聴いて下さい。






作詞:阿久悠 作曲:中村泰士 編曲:高田弘

桜田淳子ちゃんは1972年、日本テレビ系『スター誕生』の第4回決戦大会で圧勝してチャンピオンに。翌73年2月に「天使も夢みる」でデビュー

8月発売の3枚目のシングルが「わたしの青い鳥」でした。
それまでの淳子ちゃんのトレードマークであったエンジェルハットを脱ぎ捨てて、楽曲もよりポップになったこの曲はオリコン最高位18位ながらじわじわと長~く売れ続け、結果広くお茶の間に浸透した記念すべきシングルとなりました
今改めて聴いても実によく出来た名曲だと感じます。


では、こういう後世に残る名曲というのは「どこが素晴らしいか?」と聞かれれば・・・
「全部でしょっ!」(笑)と言うしかない

♪ようこそここへ クッククック わたしの青い鳥~

この掴みの良さは何なんでしょう!?
まず阿久センセイの言語センスに脱帽です。
鳥の鳴き声なら普通「チュンチュン」とか「トゥルル~」とかが出てきそうなのに、「クッククック」ですからね~

これは鳩の鳴き声に近いかな?あるいは英語でニワトリの鳴き方を表すと「クック ドゥ~ドゥルドゥ~」なんて言いますから、そこからヒントを得たのかな・・?

いずれにしろとっても可愛い音として聴こえるクッククック
のインパクトは絶大。
しかも淳子ちゃんの声に女声コーラスも加わってより華やかになりました



♪どうぞ行かないで このままずっと



ここで恋をした心にとまる青い鳥がどこかへ行ってしまったらどうしようと、ほんのちょっと不安な気持ちになる、この歌の主人公の気持ちを表すかのように変化をつけるメロディー
そしてすぐこの後に再びクッククックが出てきて一気にまた明るさを取り戻すという憎い展開!
さすがは中村泰士センセイ


そしてさらに素晴らしいのが高田センセイのアレンジ
流麗なストリングス・サウンドに定評のあるセンセイのエレガントなアレンジは、ひたすらラブリーでドリーミィ~な(笑)歌詞世界にジャストフィット
3分間、聴く者を別次元の夢の世界へ誘ってくれるよう・・・。


このジャケット写真も最高なんです



髪型、表情、衣装、レイアウトも含めて、僕はこのジャケットが淳子ちゃんのシングルの中で最高だと思ってます
特にこのポーズ!右肩をちょっと上げて首もそれに合わせてやや倒し・・・、ショートカットの後ろ髪がほんの少し見える角度というのもイイ!
ややハイキー気味な露出も女性ポートレートの基本!
う~ん、これ、レコード欲しいなぁ~


最後にテレビ番組で歌う淳子ちゃんも載せておきましょう。

いやぁ~、驚きました!
天使って本当にいるんですね~




以上、こんだけ熱く語ってきた僕ですが、この曲が流行っていた70年代前半当時はまだガキだった事もあって淳子ちゃんの魅力に全く気付いてなかったんですから、なんとも不甲斐ないっ(キャンディーズ一筋だったという事もありますが・・・)

大人になってから改めて発見した淳子ちゃんの正統派アイドルとしての魅力はとてつもなく大きいし、ポップス・シンガーとしての実力などもひしひしと実感するんですよね~。
このほかにも名曲が多くあるので、またいつか取り上げたいと思います。



桜田淳子 GOLDEN☆BEST/桜田淳子
¥1,980
Amazon.co.jp