享年74。
60年代から活動したTHE DOORSですから、メンバーもすでに高齢。
なのでこういった訃報を耳にするのも不思議ではありませんが、やっぱりあの60~70年代の・・
ROCKの熱かった時代のプレイヤーが亡くなってしまうのは淋しいですね・・・
THE DOORSについて、僕はそれほど詳しくなないしアルバムもファーストの『THE DOORS』しか持ってないのですが、それでも好きな曲を挙げると次々に出て来ます!
そのファーストからは一番有名な「Light My Fire(ハートに火をつけて)」や、「The Crystal Ship」、「Break On Through」、映画『地獄の黙示録』での印象も強い「The End」
他にも「Hello I Love You」、「Touch Me」、「People Are Strange」、「When The Music's Over」などなど・・・。
で、そんな名曲揃いのレパートリーから選んだのは71年、ボーカルのジム・モリスンの遺作ともなったアルバム『L.A. WOMAN』のラストに収められたこの「Riders On The Storm」
シンプルなメロディーの繰り返しと雨や雷鳴のサウンド・エフェクトによって、何とも聴いてて不安になるというか不思議な味わいに満ちた楽曲となっています。
ここで活躍するのが何と言ってもオルガンをはじめとする複数のキーボード。
メロディー部では淡々と、しかし中間のソロ・パートでは縦横無尽に、レイ・マンザレクがそのセンスとテクニックを披露しています
THE DOORSといえばジム・モリスンの情熱と儚さを湛えたボーカルが一番のセールス・ポイントではありますが、この鍵盤サウンドも“THE DOORSの音”を構成するj極めて重要な要素。
なにしろこのバンドにはベーシストがいません。
レイ・マンザレクが右手でオルガンを弾きながら、左手ではフェンダー・ローズの低音域だけのバージョン“ピアノ・ベース”を弾いていたという・・・!
こんな感じ↓
おなじみの「Light My Fire」のTVショウでの一場面。
この曲、オリジナルのアルバム・バージョンだと中間部でレイがオルガンをガンガン弾きまくるんですよね~!
こんな3分弱では物足りないっ
そんなレイ・マンザレクの偉大なる功績を讃えつつ、
ご冥福をお祈りしたいと思います。
きっと、天国でジム・モリスンとの久々の再会を果たしていることでしょう
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