だけど取り上げる曲が「素直になれなくて」でも「長い夜」でも「サタデイ・イン・ザ・パーク」でもないという(笑)
ちょっと知名度の低い曲かもしれませんがめちゃめちゃかっこいい曲なのでぜひ聴いてやっておくんなさい
1978年発売の『HOT STREETS』からのシングル第一弾「Alive Again」
どうですか?この心躍るリズムと清々しいメロディー!
リードをとるピーター・セテラの迫力あるボーカルと厚みのあるコーラス。それに歯切れの良いブラス・セクションはCHICAGOらしさを存分にアピール!
近年のライブでも頻繁に演奏されてるという“熱い”ナンバーです
実はこの『HOT STREETS』というアルバムが発売される8か月前1978年の1月に、バンドの初期からの中心メンバー、ギター&ボーカルのテリー・キャスが拳銃の暴発事故によって他界するという悲劇に襲われました
しかし長く悲しみに浸ることなく、ほどなくして新たなギタリストを加入させて再出発を図ったCHICAGO!
アルバムタイトルに数字が入らなかったのも初なら、ジャケットにメンバー・フォトを大々的に使用したのも初!
このアルバムからのシングル第二弾の「No Tell Lover」
これも良いんですよ~
う~ん、甘い!
めちゃめちゃSWEETなLOVE SONGですなぁ~!(笑)
でも僕はぶっちゃけ82年の「Hard To Say I'm Sorry(素直になれなくて)」よりも、これや「If You Leave Me Now(愛ある別れ)」や「Call On Me」といった70年代AOR的なバラードの方が好みなんですよね~
シングル「Alive Again」と「No Tell Lover」は共に全米チャート14位とスマッシュヒットを記録。アルバム自体も同12位とまずまずの売れ行きを記録しました。
CHICAGOはシングルタイトル同様に「Alive Again(生き返った)」かと思われましたが・・・、
翌79年に発売したアルバム『CHICAGO13』(←また数字に戻したww)は同21位。
続く80年の『CHICAGO14』はなんと71位と低迷
「Alive Again」のヒットは完全な復活の狼煙とはならず!
さらにそこから2年近い低迷期を経て、かのデイヴィッド・フォスターのプロデュースによるアルバム『CHICAGO16』の全米9位、そしてシングル「Hard To Say I'm Sorry(素直になれなくて)」の全米No.1ヒットという“真の復活”を迎えるわけですね。
で、結局載せちゃうこの曲(笑)
僕のリアルタイムでの初CHICAGOはやっぱりコレなので嫌いじゃないんだけど・・・後からCHICAGOというバンドを知ると、ブラスがほとんど使われず、鍵盤の音が完全に“デイヴィッド・フォスターの音”になってしまってるし、このヒット以降レコード会社もリスナーも同系統のバラードばかりを求める傾向に陥ってしまったので、僕は「素直になれなくて」を“素直に”評価できないんですよね~
まぁ、これもその時代その時代による音楽性の変遷だから、一概に批難することはできませんけど・・・。
当然の流れでピーター・セテラはグループを脱退してソロ活動に入りました。
・・・・って、話題がそれてしまいましたが
僕は「Alive Again」が大好き!という事なんです、ハイ
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