昨日4/29が昭和の日だったし、今回は久々に昭和歌謡で楽しんで下さい
僕が敬愛する偉大なる歌謡曲歌手、橋幸夫さん
特に、リズム歌謡を歌う橋さんが大好き
1966年発売の「恋と涙の太陽」を聴いて下さい。
作詞:佐伯孝夫 作曲、編曲:吉田正
1964年の「恋をするなら」で当時流行っていたサーフィン・ミュージックの要素を取り入れて大ヒット!それまでの「潮来笠」や「いつでも夢を」の真面目で優等生的なイメージから“一つの殻を破った”橋さんは、その後も「ゼッケンNo.1スタートだ」、「チェッ、チェッ、チェッ」、「恋のインターチェンジ」、「すっ飛び野郎」、「あの娘と僕~スイム・スイム・スイム~」などなど・・・次々と、弾けたリズムが楽しいリズム歌謡の傑作を発表します!
ああ、それにしても・・・これら一連のタイトルを並べただけでテンション高まるわぁ~(笑)
この「恋と涙の太陽」も、お聴きのように激しいブラスが唸る非常に激しいナンバーになっていて、このハンド・クラッピングに合わせて思わず手拍子、あるいは足踏みしてしまうような8ビートのリズムがなんとも楽しいでしょ?
気持ちいいほどに通りが良く、伸びのある橋さんの歌唱も絶好調
この「恋と涙の太陽」は同名の松竹映画の主題歌にもなっていて、↑の動画はその映画のシーンがふんだんに使われているようです。
1966年頃の若者たちのキャンプファイヤー?ダンスパーティー?のような(笑)楽しげなシーンが印象的ですね。
さらに、共演した倍賞千恵子さん(「男はつらいよ」より前!)の可憐な美しさにも目を見張ります
御三家の他の二人、西郷輝彦さんと舟木一夫さんが割と同じような曲調のものを歌ってきたのに対して、橋さんは積極的に新しいチャレンジをしていました。そこには佐伯&吉田の名コンビによるソングライティングの力が大きく関わっていたのは言うまでもありませんね。
そしてそんな佐伯&吉田&橋の黄金トリオによるリズム歌謡の集大成が、1967年の「恋のメキシカン・ロック」でしょう
軽快なリズムに加えて、この曲には独特の明るさと乾いた空気感があります。
実際行ったことはないけど(笑)まさしくメキシコに行った気分になれるんです
♪メキッシッカン、ロック~、ゴーゴー、ゴーゴー!
メキシッカン、ルック~、ゴーゴー、ゴーゴー!
この、“ノリ一発”的な佐伯先生の歌詞も素晴らしい!
橋さんはその後GS調の「思い出のカテリーナ」、ムード歌謡の「京都、神戸、銀座」、ドラマ主題歌として大ヒットした「子連れ狼」、ロック調の「股旅'78」と、様々なスタイルの歌謡曲を歌い続け、2005年にはあの「マツケンサンバⅡ」に対抗するかのような「盆ダンス」というゴキゲンなナンバーも発表
このところはさすがに上記のような“激しい曲”は歌ってないけれど、まだまだ精力的に歌手活動をなさっています。
皆さんもぜひこれらの橋さんのリズム歌謡の傑作たちを聴いて、テンションをアゲて行こうではありませんか~
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