幸いな事にCDに収録されている“off vocal version”の動画が見つかりました
良かったらヘッドフォン装着で聴いてみてね!
この曲の骨組みは
イントロ(Aメロ)
↓
Aメロ→Bメロ→Aメロ→サビ
↓
Aメロ→Bメロ→Aメロ→サビ
↓
Cメロ→サビ×1.5回→Dメロ
↓
アウトロ(Aメロ)
となっております(間違っていたらどなたか指摘して下さい)
A→A→B というパターンのポップスは多いけれど、この曲のようにA→B→Aという組み立ては意外と少ないと思います。これはAメロからサビへすんなり移行できるメロディー作りがなされているという事で、
それだけこのAメロがとてもよく出来ているという事
ちょっとこちらの動画を見てみて下さい。ここではBメロが省略されて、Aメロからいきなりサビへ繋がっています。これでも無理が無いことは判るし、やっぱり間にBメロが入る事によって曲にアクセントが付くことが判りますね。
この“まいやんセンター・バージョン”は、生駒&生田の“生生ツートップ”がいない顔ぶれなので新鮮
それにしてもこのAメロは重要です。
この曲のイメージを印象付けるピアノによるイントロでまずこのAメロを使い、ワンコーラス中に二回Aメロを登場させ、Cメロからサビの連打でひとしきり盛り上げた後、
♪希望とは~明日の空~ WOW WOW WOW
の、Dメロ部分の伴奏(というかカウンター・メロディーですね)にこっそりまたAメロが登場するのが驚き
そしてアウトロのピアノもまたAメロですからね~。
さて、これだけAメロを登場させると退屈しそうなものですが、そこはアレンジャーの腕の見せ所。
どのAメロパートもリズムパターンとストリングスのフレーズに変化がつけられていて飽きられないような工夫がされています。これはストリングス・アレンジを担当した有木竜郎氏の手腕でしょう
アレンジに関してはさらに、↑のoff vocal versionを聴いてみるとよく判るんですが、サビの1:25あたりに流れるカウンター・メロディーが実に美しく、そして気高い
カウンター・メロディー・フェチの僕(笑)
としてはこのoff vocal versionでさえも名曲と呼んでしまいたくなります。
さて、ツーコーラスめが終わって出てくるCメロ
♪も~し君が~振り向かなくても~
の部分が・・・これまた何とも美しく切ない
さらにここの高揚感はそのままサビの連打に繋がり、より一層感情を揺さぶるのです。
♪真実の叫びを聴こう さあ
の「さあ」の部分で半音上がり、さらにヒートアップ
クールダウンを促すような
♪希望とは~明日の空~WOW WOW WOW
そしてまた始まりと同じようなピアノソロで静かに幕・・・・
いやぁ~、やっぱ凄い曲だわ
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