ノイジーなギターと、ブイブイ唸るベースと、ワイルドなボーカルのROCKが聴きたいな~、とYouTubeを物色
で、良いのがありましたよ!
MOUNTAINの「Mississippi Queen」です
70年代のHARD ROCKといえばイギリスが主流だけど、アメリカにもGRAD FUNK RAILROADと並んで骨太でラウドでブルージーなROCKを聴かせるバンド、MOUNTAINがいました
ブリティッシュ・ハードロックの祖とも言えるCREAMのプロデューサーでもあったベースのフェリックス・パッパラルディが、ギター&ボーカルのレズリー・ウェストと結成したMOUNTAIN。
当初はレズリー・ウェストのソロとしてレコードを出しますが、すぐにグループ名義でのデビュー作『Climbing!』を1970年にリリース。
そこからのこの「Mississippi Queen」がヒットして、一躍トップ・グループに登りつめます。
カン!カン!カン! というカウベル(?)のようなカウントからハードな歪んだギターが切り込んでくるアタマがまずかっこいい!
レズリーの、言葉を吐き捨てるかのようなボーカルと、時折哀愁味のあるフレーズも混ぜてくるギターのサウンドがとても耳に残ります
それに何と言ってもこのレズリー・ウェストの巨漢ぶりはインパクト大でした
パッパラルディのベースはそんなに目立たないけどしっかり低音を支えてる感じですね。
翌71年リリースのアルバム『Nuntucket Sleighride』のタイトル・トラックがこれまた傑作!
こちらは初っ端からパッパラルディのベースが効いてます
いつになくソフトに歌うレズリー・ウェスト(あるいはパッパラルディの可能性大!)のボーカルにも若干エコーがかかり、全体的に靄の中を彷徨うような不思議な浮遊感が感じられますね
この翌年72年には事実上解散してしまうMOUNTAIN!
その後一時的な再結成はあったもののやはり長続きせず・・・。
短命なバンドではありましたが、これらの名曲と、レズリー・ウェストの圧倒的存在感
これで後世に名を残すバンドともなりました。
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