バーシア「ドランク・オン・ラブ」の色褪せない大人のサウンド | 赤と黒とさくら色のアベニュー~from PALE~

赤と黒とさくら色のアベニュー~from PALE~

BABYMETAL、さくら学院を中心に、現代のアイドルシーンを好き勝手に語るブログです。

前回の記事で、僕は1993年頃にはアイドルとメタルばかり聴いてた、というような事を書きました。
しかしそれはちょっとオーバーな表現で、まぁ、実際はもっといろんなジャンルの音楽も聴いていたわけですにひひ
・・・今回のBASIAなんかもそう。メタルじゃないですからね(笑)


曲は「drunk on love」です。


BASIAは1954年生まれ、ポーランド出身のシンガーで、イギリスを中心に活動。
1987年のファースト・アルバム『Time And Tide』がいきなりヒットし、その年に来日公演も行っています。
サード・アルバムとなる『THE SWEETEST ILLUSION』は94年発表。
ジャズ、ボサノヴァ、ポップ、ダンスミュージックなど、様々なスタイルを曲ごとに聴かせてくれる、美しい音楽の万華鏡のような逸品となってます音譜

中でも一番ノリの良い「drunk on love」はアルバムの冒頭を飾り、聴く者に“名盤の予感”を十二分に植え付けてくれるのです!
BASIA独特の深みのある声質と、やけにハキハキした英語の発音(このへんはポーランド生まれという事も影響してるのかな?)が実に気持ちいいんですよね~ニコニコ
本人の声での多重録音を駆使したボーカル・ワークも聴き応え充分です!


もう一曲、1990年の「Cruising for Bruising」も聴いて下さい。もしかしたらこちらの方が皆さん、耳にした事あるかも?

このムード、いいでしょ~?まさしく“大人のポップス”といった感じ。
そして、ボトムのズシリと効いたトラックがこの時代ならでは。


そう、僕は80年代の終わりから90年代前半にかけて、アメリカのヒット・チャートがヒップホップ一辺倒になったのに幻滅し、HR/HMを除いて洋楽から離れつつありました。そんな時ふと目を・・いや、耳をイギリスに傾けてみると・・・!
SWING OUT SISTERやLISA STANSFIELDやWORKSHY、それにBASIAなど、女性ボーカルによるポップスに好みの音楽がまだ存在する事に気付き、やがてそこから発展してBRAND NEW HEAVIES、INCOGNITOといったアシッド・ジャズの世界にも足を踏み入れる事に・・・音譜

それにBASIAをはじめ今挙げたアーティストたちの音楽は、丁寧に、そしてオシャレに作られているので今聴いても古さを感じさせません!キラキラ



ヒットチャートだけにこだわらず、もっと視野を広げていろいろ聴いてみれば自分の好きな音楽に出会えるという事を、90年代のこの時期に実感した僕なのでしたグッド!






Sweetest Illusion/Basia

¥1,610
Amazon.co.jp