38スペシャル「想い焦がれて」は時代にマッチしたポップなサザンロック | 赤と黒とさくら色のアベニュー~from PALE~

赤と黒とさくら色のアベニュー~from PALE~

BABYMETAL、さくら学院を中心に、現代のアイドルシーンを好き勝手に語るブログです。



60年代終わりのオールマン・ブラザーズ・バンドの登場から、レーナードスキナードというビッグなバンドに引っ張られ、マーシャル・タッカー・バンド、アウトローズ、アトランタ・リズム・セクションなど、主に70年代中盤に隆盛を誇ったサザン・ロックですが・・・、
なんのなんの!80年代にも生きながらえていましたビックリマーク

その代表格、というか一人気を吐いて全米チャートを賑わしていたのが38スペシャルです。

彼らも70年代中盤から活動していましたが、頭角を現してきたのは81年頃から。
アルバム『WILD-EYED SOUTHERN BOYS』と、そこからのシングル「ホールド・オン」をスマッシュヒットさせ、翌82年にアルバム『SPECIAL FORCES』を発表。そこからのシングルカットで全米10位にランクインしたのが今回の「Caught Up In You(邦題:想い焦がれて)」なのです!



長髪にヒゲのボーカリスト、ドン・バーンズをはじめ、メンバーの風貌はいかにもアメリカ南部の土臭い男らしさが表れてますが(笑)、演奏される曲そのものは洗練されていて実にポップなのです音譜

ギタリストが3人もいるのに決して派手なソロやバトルは無いし(もちろんライブではそこそこ弾きまくりますが)、このPVのように若い男女がダンスを踊る時のBGMとなってるのも従来のサザンロックと趣を異にしますね汗

80年代初頭のアメリカ&イギリスの音楽傾向がこういうポップ路線だった事もあって、その波にうまく乗ったんですね~。

たぶん僕がリアルタイムで体験した最初のサザンロックが彼ら38スペシャルだったと思います。
なので、後にレーナドスキナードのファンになった時、レーナードのボーカル、ロニー・ヴァン・ザントの実弟が、この38スペシャルのボーカリスト(このPVでは黒いカウボーイハット被ってるギタリスト)のドニー・ヴァン・ザントだと知って驚いたものです!




彼らの活躍がやがてジョージア・サテライツやブラック・クロウズの登場に繋がり、90年代初頭からのオールマンズやレーナードの再結成への呼び水ともなったと考えてもいいでしょう!

サンキュー!38スペシャルビックリマーク



Special Forces/38 Special

¥573
Amazon.co.jp