僕の大好きなブリティッシュのバンド、ルネッサンス(RENAISSANCE)の記念すべきファーストアルバム『プロローグ』(1972)のタイトル・トラックであり、アルバムのオープニングを飾る名曲です
出だしのドラマティックなピアノの連打から、ボーカル、アニー・ハズラムのシャウトで終わるまでの約5分半、僕は心地よい緊張感に包まれます。
全編に渡ってアニーのスキャットによるソプラノ・ボイスが堪能できるナンバーですが、各楽器の火花散る演奏こそ聴きどころ!特に一番のハイライトは2:25あたりからのめまぐるしく展開するインプロビゼーションでしょう
このルネッサンスは他の多くのプログレ&シンフォニック・バンドと同様、鍵盤楽器が演奏の柱となります。
ここでも華麗なテクニックを披露するジョン・タウトのピアノの響きはバンドのカラーまで決めてるといってもいいでしょう。
でもこのルネッサンスの中で僕が一番惚れ惚れするのがベースのジョン・キャンプ
ちょっとPCのスピーカーではその凄さが伝わらないかもしれませんが、ヘッドフォンでじっくり耳を傾けるとその地を這う低音とフレージングの速さに驚くと思いますよ~。
この「プロローグ」は彼らのライブでも文字通りプロローグとしてオープニングを飾り、ファンにはおなじみの曲となってます。
いやぁ~、ホント、何度聴いても躍動感があって実にかっこいい
彼らはこの次のアルバム『燃ゆる灰』で一段と華やかでコマーシャルなサウンドを身に付け、セールスも伸びていきますが、荒削りながらどこか高貴な雰囲気を漂わせるこのファースト・アルバム『プロローグ』を僕は一番よく聴くんですよね~、何故だか・・・。
Prologue/Renaissance
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