風「海風」の、過去のイメージを覆す都会的サウンド! | 赤と黒とさくら色のアベニュー~from PALE~

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昨日は横浜の某所でお仕事。

その場所は屋外で、それも海が近いので“海風”が吹いてとっても寒かった~ショック!


という事で今回は風の「海風」です。

伊勢正三はかぐや姫を解散してすぐに猫というグループにいた大久保一久と組んで、風というフォーク・グループを結成します。
そしてかぐや姫時代に発表していた「22才の別れ」をシングルとして録音してデビュー。
この曲と、直後に出たファースト・アルバムはどちらもチャートの1位に輝くという、素晴らしいスタートを見せていたんですね~キラキラ

他にも「ささやかなこの人生」「あの唄はもう唄わないのですか」のヒットや、イルカで有名な「なごり雪」「海岸通」「雨の物語」、太田裕美で有名な「君と歩いた青春」なども名曲の誉れ高いですね音譜


僕がこの「海風」を知ったのはほんの数年前。
たまたま見かけたテレビの番組で、正やん(伊勢正三のことね!)がこの曲をライブ演奏していて、あまりのかっこよさにビックリ!!

「22才の別れ」や「なごり雪」のような素朴なフォーク・ソングとは違う、クールで都会的な、ニューミュージック、あるいはウエストコースト・ロックのような肌触りビックリマーク

まずはイントロのギターにビックリしませんか?最近ギターをやり始めた僕のような素人の耳にも、これはきっと難しいだろうな~と判りますあせる

そこへ加わってくるエレキ・ギターのカッティングやドラム&ベース!
このぞくぞくするような演奏がほぼ全編に渡って展開され、独特のウネリ、グルーヴを生み出していますね。
途中に入るサックス・ソロや、エレクトリック・ピアノのさりげないバッキングも“メロウでアーバン”な雰囲気をよく醸し出していると思いますグッド!

時代の変化、流れというのもあるでしょうが、この、初期とは一線を画す脱皮具合には驚かされます!
調べてみると、この「海風」を含むアルバム『海風』は1977年にロサンゼルスで録音されているんですね~!
正やんたちもかなり“本気”だった事が判ります。

デビュー当初はかぐや姫や猫のイメージと変わらない、素朴なフォーク・ソングを演奏、歌ってきた風ですが、徐々に野心的にその音楽性の幅を広げ、シティーポップスからさらにはアメリカ西海岸的な垢ぬけたロックへと変貌しつつあったようです。


しかしその挑戦も人気とは結びつかず、79年には活動休止に・・・。

やはり世間の人々にはかぐや姫、「22才の別れ」「なごり雪」のイメージが強すぎたのかもしれませんね・・・しょぼん


他にもシティー・ポップス風のかっこいいナンバーがあります。

「月が射す夜」~「ほおづえをつく女」
エレキ・ギターも上手い正やん!


さらに、このテレビ番組での「海風」の映像も、バックの演奏がかっちょいいです!
埋め込み無効だったのでリンクを貼っておきます。
こちら→「海風」スタジオライブ