古巣が新人編集者を探しています | 化石の日々

化石の日々

オフィス ジオパレオント代表のサイエンスライター 土屋健の公式ブログです。
化石に関する話題,ときどき地球科学,その他雑多な話題を書いていきます。

私の古巣が,新人編集者を探しています。
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さて,ここから先はあくまでも退職者の経験ですので,情報としては古いものとして読んでください。ですが,アカリクのフォーマットの文字の羅列からは見えない仕事が見えてくるかと思います。

仕事内容は「編集」。

一般的な「編集者」のつもりでいると,入社して「あれ?」と思うかもしれません。

この編集者は,自分で企画を立て,自分で取材し,自分で記事を書き,記事のレイアウトその他も自分で決めて,最終的にはみなさんが手に取っているものと全く同じものをパソコン(Mac)上でつくりあげます。

記事をつくっていくなかで,デスクをはじめとする編集部の人間はもちろん,イラストレーターや写真家,デザイナーともめまぐるしく打ち合わせを行い,データのやりとりをして進めていきます。

私はキャリア教育の一環で,この仕事を紹介することがあります。そのとき,必ず紹介する漫画が今,週刊少年ジャンプで連載されています。

BAKUMAN

9年弱,(古巣の)編集部に所属していた人間の感覚として,あくまでも私見ですが,この『BAKUMAN。』に非常に共感を覚えています。もちろん「近くて遠い」なのですが,私の感覚はこの漫画の「漫画家+編集者」に近いものでした。

どのようなテーマの企画をたてるのか?
人気のある企画をやるのか?
自分でやりたい企画をやるのか?
やるべき企画をたてるのか?
どうしたら,良い記事ができるのか?
そしてデスクのもつ決定権といったら,この漫画の編集長といっしょ(>_<)

もちろんフリーランスになった今も習慣的に常に考えていますが,こうした「習慣」こそが9年弱の編集者生活で身についたものです。
ちなみに,〆切を守る感覚も私個人としては主人公と一緒です(;^_^A

けっして楽な仕事であるとはいえないでしょう。
でも,すごくやりがいのある仕事です。
「サイエンス」を武器に,文字で攻めていこう,と考えている方は,まずはこの一般向けの科学雑誌の編集者という仕事をおすすめします。
自信をもって。

辞めた人間がお勧めしてもあまり説得力がないかもしれませんが,私は喧嘩別れで辞めた訳ではありません(;^_^A 私の場合は,会社にダダをこねて独立させてもらったので,めちゃめちゃ忙しいけれど,楽しい仕事場であったことは確かです。

こうやってブログに書きましたが,あくまでもすべて経験者の私見です。OB訪問をしたような軽い感覚で読んでくださいね。

なお,このブログを読んで募集をして,仮に「ぜんぜんちがう!」「楽しくないぞ」などと思われたとしても,当オフィスではいっさい責任をとりませんので,そのつもりで!( ̄▽+ ̄*)

このブログは,古巣とは何の関係もなく(要請も受けていないし,こちらから提案もしていません),土屋の独自判断で書いています。思いは一つ。理系のみなさんに,こういうお仕事があることをもっと知っていただければというだけです。

募集は2月10日(必着)まで,とのこと。





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