昨日、母がこんな話をしていました。
「近所の農家の人から梅を分けてもらったら、これが、すごいでこぼこなの。それで、「すごいアバタですね」と言ったら、これは自家用に作ったものだから、農薬をかけていないと言うの。
それで、ハタと気がついたわ。普通にスーパーで売ってる梅、あれはあんなにこんもり滑らかにきれいだけど、梅の実にも農薬がかかっているものなんだ、って!」
そう言われてみれば確かにそうだと思い、私もハッとしました。
木もの・実ものも消毒するんですね!!!
インコを飼うようになってネットや飼育書でいろいろ見ていたら、「青菜は農薬が心配だからよく洗って(人によっては一晩水に浸して!)」使う、とありました。
一晩つけ置き!… ビタミンも全部流れそうな気がしてしまいますが ^^;;
確かに、ロロ(@オカメインコ)と私の体重比は1対682、ルディ(@セキセイインコ)に至っては、1対1758です。私にとってはなんでもないような農薬でも、1758分の1でしかないルディには命取りかもしれません。 これは、賭け、ですね。
こんなふうに考えたら急に心配になって、たくさん発芽されるのが大の苦手というのに、ベランダで、春菊と小松菜の種を播いてしまいました。自分で育てれば一番安心ですものね。ま、袋に入った種はたくさんありますから、鉢に播いてそこそこ大きくなってきたらバンバン収穫して食べさせて、何期作も作ってみようと思います。
みなさん「無農薬」のオーガニック野菜なんかお好きなようですが、その響きのカッコよさだけに魅かれて、それがどういうことか本当にわかっている人は少ないと思います。
たとえば、無農薬のキャベツなんて、青虫に食べられまくってスジスジですよ。
無農薬の野菜を調理するということは、包丁で切った断面で青虫も胴体がチョン切れていたり、大きな緑色のウンコがボロボロこぼれたりするのを気にしないことです。ブロッコリーの茎にも小さな尺取虫みたいのがはりついているし、葉物にはナメクジの小さいのがいることもあります。こういうのをよぉ~~~~く点検しながら、葉っぱがよれて色が変わってしまうほど丁寧に洗わなくてはなりません。そうしないと、知らないうちに、虫さんまで自分の身体のタンパク源になってしまいますからね♪
私はそういうのが苦手です。葉をめくるたびにドキドキするのが嫌です。
だから、「無農薬」なんて言いません。そりゃ、最小限の使用であることが望ましいですが、農家の方は労力を無駄にしないための、消費者としては品質を保証してもらうための「必要悪」だと思っています。
そしてもうひとつ考えなきゃならないことは、「価格」です。
誰だって(普通は)、スーパーで安くなってるレタスを買いたいですよね。たとえば「本日の特価! 高原朝採りレタス、一玉99円!」とか。
やったー!ラッキー!… と、スナオにうれしい。
だけど、これには、生産者の2~3ヶ月の苦労がかかっているはずです。種から植物を育てて、食べられるまで大きくなるまで、水遣り、施肥、防虫…、毎日毎日世話してくれた人の存在と労働がある。
それが、流通コストや最後に売るスーパーの儲けまで含めて、「99円」。
生産者に支払われた代金は、一体いかほどでしょう?
で、こういう価格だと、とうぜん「薄利多売」となって、ある種「低品質」になってしまうかも知れないものを、ドカンといっぺんに出さなければならない。ということは、やはり大量に大がかりに育てなければならないわけで、そうするといちいち手間をかけてられないので、農薬だって殺虫剤だってたくさん使うことになると思うのです。
手塩にかけたオーガニックのレタスが、一玉300円もするのとは逆だっていうことです。
われわれ消費者は、単なるカッコよさや流行りから「オーガニック、無農薬!」と言うのではなく、そういう生産者を支えるとは一体どういうことなのか、考えてみる必要があります。
つまり、激安と高品質を同時に求めるには不可能だということです。
高品質のものにはそれなりの対価を払わねばならないということです。
… な~んていうアタリマエもことを、いまさら認識させられる小さな一件でした
(^O^)