このブログ、ほったらかしなのに、いまでも読んでくださる方がいらして、ありがとうございます。それだけ、こういった件で悩んでいらっしゃる方も多いのかな、と思います。
オスのセキセイインコ、8歳になったばかりのルディは、精巣腫瘍の摘出手術のため、長い方の傷(横に)が1.5センチ、縦1.2センチでお腹をT字に切開し、縫った痕が痛々しいまま、昨年(2017)、7月11日に退院しました。
その時の私のベストという道を選んだつもりだったけれど、精巣腫瘍は摘出できませんでしたので、結局は、家で余命を過ごさせるための帰宅となりました。
しかしもう、私は、腹水の診断が確定した6/30から入院、手術を経てこの7/11まで、ルディがこのか細い身体でここまでを生き残ってくれたこと、それだけで大変にありがたいと思っていました。小さなセキセイインコです、麻酔をして、生きて戻ってこれない子もいると聞きます。ですから、しんどい身体でルディがそこを生き抜き、毎日面会に行きましたが、へたり込んで膨らんで背眠などということはたったの一度もなく、いつもいつも立っていてくれたこと、それが、この子は生きようとしているんだ、というメッセージとして、私に響いてきました。
先生は、この子はご飯はよく食べます、と、笑っていらっしゃいました。実際ルディはよく食べたのです。過発情抑制のためにここ数年は制限していたシード食、粟穂も、この時ばかりは解禁となり、しかし面会の間ルディは無表情で、ピイと鳴くことも羽繕いをすることもなく、ただただ立っているか、ご飯を食べていました。しかし、大好きなハコベを洗ってジップロップに入れて持っていくと、入院病室のプラスチックケース内から、食べたそうに寄って行ってくちばしを届かせようとパクパクしました。立っているし生きているけれど、一切の感情や生気は抑えられている感じでした。
本当に退院できるのかと心配でしたが、その日はやってきました。7月11日。
私は仕事を早退して迎えに行き、静かなので、ルディを通院バッグに入れて、抱えたまま、さらっとどこかのカフェで夕飯をしてしまおうと目論んでいたら、店の前に立ってメニューを見ているときに、驚くような元気な声で「ピョリッ♪」とルディが鳴いたもので、これはダメだ、見透かされたなと思い、帰り道でサンドイッチを買って帰りました。ルディのきれいな鳴き声を聞いたのは、2週間ぶりでした。
家に着き、「さぁ、ルディ、お帰り。本当によく頑張ったね、ルディはとても強い子だったよ、いい子だったね。あなたのお家だよ」とケージに放すと、うきうきと目が生気を取り戻し、嬉しそうに自分のカゴの中を点検するように噛みしめるようにきょろきょろと歩き回った後で、羽繕いを始めました。
腹水がたまって入院してからこの2週間というもの、身体がつらくてだるくて羽繕いもできなかったんですもの、痒いよね。羽繕いをしない鳥なんて見たことがないんだから…、普通に戻ってくれて、心からホッとしました。ルディが人心地(鳥心地)を取り戻して以前と同じようになったと同時に、隣のカゴにいたオカメインコのロロを放すと「!!! ….. 久しぶりじゃん???」という感じでルディのカゴによじ登り、側面を這ってみたり天井を歩き回ってのぞき込んだり、こちらも、ずっと一緒に暮らしてきた相棒の不在の心もとなさが終わったことを、全身で喜んでいました。ロロは放鳥すると普段は一気にキッチンの方に飛んで行ってしまうのに、この日ばかりは、ルディのカゴに貼りついたまま、しばらく離れませんでした。やっぱりルディはお家に帰りたかったし、ロロも待っていた。種類は違うけれど兄弟としてお世話してきた二羽。ルディが帰ってきてくれて、本当に良かったと、私もとても幸せでした。ルディ、よく頑張って帰ってきたね。本当に、ありがとう。
さて、ここで私は考えなくてはならなくなりました。今までと同じの生活をさせているわけにはいかない。それでこうなったのだから。起死回生を賭けた手術はうまくいかなかった、1.5㎝の大きな精巣腫瘍は依然として身体の中にある。けど、ルディは生きてくれている。「リセット後の時間は、あるようでないようなもの。ルディちゃんと残された時間を大事に過ごしてください」と、友達に言われた言葉が頭の中にこだましていました。
まだ生きていてくれる限り、手遅れじゃない。日々、少しずつでも、改善していく方法があるかもしれない。
末期の精巣ガンであれ、なんとかして良くしていく方法はないのかと、毎晩必死に探していました。
ルディが入院している間、私はアガリクスなどを調べていました。ヒトのガンには効くらしいアガリクス、鳥にはどうなんだろう?
そこで私は、はたと、遠くに住む鳥友さんのことを思い出しました。SNSで知り合ったその鳥友の幸恵さん(仮名)は、PBFDの愛鳥さんのお世話をなさっていました。私がルディを隔週でホルモン注射に通院しているのを知った他の鳥友さんが、ここでこうやって頑張っている人がいるから、お互いの励みに、と、引き合わせてくれた方でした。
幸恵さんと話すうち、彼女が愛鳥ポーちゃん(仮名)のために、いかにあらゆる手を尽くしているかという中の一つに、確かアガリクスがあったというのを思い出し、どういうのがいいのか尋ねてみようと思い立ちました。「幸恵さん、たしか、ポーちゃんのためにアガリクスもあげてるって言ってたよね。どういうのがいいのかしら?」
幸: ああ、あげてるけど、それは病院で出してくれて、アガリクスも冬虫夏草もみんな一緒になってるやつなんだよね~。ミキさん、ライフパウダーはあげてないの?
私: え? ライフパウダー? 何それ。
幸: え?あれ? 小鳥の部屋クラブのこと、知らない? あれ? 私、ミキさんから聞いたのだとばっかり思ってた 。。。じゃあ送ってあげるよ!
小鳥の部屋クラブ? 初耳でした。 なんだか変わった名前。
(ミキ註: 2020年2月現在、小鳥の部屋クラブは全て閉店し、小鳥の部屋USAも、サイトは普段通りにあるものの、機能していないようです。もし商品が欲しい方は、注文入金される前にメールでやり取りし、出荷予定などを確認されてからの方がよいと思います。メール返信が来ないことが多々あります。)
気になったので、すぐネットで調べました。最後の切り札と思っていた手術がうまくいかなかったルディには、あとがありません。時間もありません。良さそうなものは何でもやるつもりでした。
小鳥の部屋クラブは、岡山と札幌にある、鳥の餌やサプリメントなどを扱っている店のようでした。サイトを見ても、何か怪しげで、よくわかりません。….. 宗教?
でも、腫瘍の子にいいですと書いてある...。それどころか、PBFD、過発情、メガバク、ありとあらゆる鳥の病気が、食餌から治せると書いてあります。 吃驚仰天しました。
(小鳥の部屋については、こちらも合わせてご覧ください。 https://ameblo.jp/pakuchee/entry-12452189863.html )
そう書かれていては、素通りはできません。岡山のお店にメールをしてどういうものなのか、何を買ったらいいのか尋ねてみると、クラブでは品物を取り継ぐだけで、相談は「小鳥の部屋USA」でしか受け付けていないと、大変丁寧なご回答をいただきました。「小鳥の部屋USAは、日本語でのメールのやり取りをしてくれます。多忙な方でメールに誤字などが多いこともあるかも知れませんが、そちらでご相談なさってみてください」と。
矢も楯もたまらず、私は小鳥の部屋USAという、何やら怪しげな?方に、岡山クラブからいただいたメアドを頼りに、今までの経緯とアドバイスを求めるメールを出しました。とにかく後がないのです。何か希望の持てる方法を探さなくては。
小鳥の部屋USAさんは、すぐにお返事をくれました。岡山クラブの方から、「ミキという人から相談メールが行く、緊急です」と、口をきいてくださったようでした。
ここを起点に今でも深く繋がる小鳥の部屋USAさんが話してくださることは、驚くべきことばかりでした。大変親身になって、手取り足取り、私の小さな疑問にも逐一答えてくださいました。小鳥の部屋USAは宗教ではなく、怪しい人でもなく、ただ強い信念を持って、とことん鳥を愛し、さまざまな誤解をされることはあっても、なお愛鳥さんと困っている飼い主さんを本当の意味で助けたいと頑張っていらっしゃる、日本人の女性でした。話してくださることは、私がこれまで小鳥をお世話していく上で、善き飼い主としてきた常識とは、まるでかけ離れたことばかりでした。 いわく、
まずは、食餌やサプリから見直すべき。ヒトの食事もそうですが、(安い)外国産の、農薬・殺虫剤などで汚染されているようなもの、また、良いとされているビタミン剤や目先の変わった変わった外国産の副食などは、腫瘍や病気の原因になります。こんなに、お年頃のセキセイさんたちが必ず生殖器系の病気にかかるのは、おかしいと思いませんか?
ライフパウダーは、品質の良いビタミンや乳酸菌などが配合されており、食餌の基本となるもので、これと、小鳥の部屋の、「酵素等の“生きている”」シード類を摂っていれば、最大限病気を防げます。また、悪いものが排出され、病気の改善を見込めます。(ミキ註: 要は、自然食のような感じです。)
セキセイなど小さな鳥を手術で切ってはダメです。小さな鳥ですし、必ず身体にダメージを受けます。また、大好きな家族や家から離れて、知らない人ばかりの病院に入院するのは、鳥にとっては大変にストレスで、つらいことなのです。また、ホルモン注射も長い目で見て勧められません。今回、ルディちゃんが一命を取り留めて帰宅してくれたのは、本当に奇跡のようなことでした。よく頑張ったと、たくさん褒めてあげてください。飼い主が不安や悲しい顔をしていてはダメです。鳥は大好きな飼い主のことをよく見ていて、その心痛の原因が自分にあることを察します。だから笑顔で明るく接してあげてください。(余談ですが、家庭内に問題があると、一番弱い立場の飼い鳥に問題が出てしまうケースもあります。)
などなど….。
(2につづく)