私もこの冬はインフルに苦しみ...、後がいろいろ長引きまして、「自己免疫 (自然治癒力)」というものの大切さを痛感しましたが、ここで、飼い鳥(インコ)の免疫について、考えてみたいと思います。(長文です。)
とはいえ、私は医療系は全くの素人ですから、ここに書いたものは、あくまで私の耳学問の知識の範囲と、経験に基づく、個人の感想です(^^)
セキセイの麦を1年半前にお迎えした時、麦の羽には、さざ波のような、アイスランドのロピーセーターのような?首の周りにぐるっと同心円状の?赤く見える模様がありました。赤く見えましたがこれは実は黒で、10倍ルーペで見ると、ここだけ羽が細い針金のように痩せた細い線になっており、ふかふかでなくなっていたのです。羽の地の色の緑と合わさって、赤く見えたようでした。かかりつけの獣医にお迎え診断に連れていくと、「カビ」と言われましたが、カビではなく、羽を構成する細かな一本一本が、痩せ細っていたのでした。
麦はどこかさみしげで、鳴きもしない、感情も押し込めてしまって見せないような、何か薄倖な感じの子だったのです。生まれてからまだたったの二ヶ月だというのに、どこか、あきらめたような目をしていました。背中を向けたまま固まっていて、ご飯を食べず、水も飲まず、心配しました。愛情不足、栄養不足で育ったなぁ、という感じでした。この子は大丈夫だろうか?と、心もとなかったです。
また、麦は鼻の穴の形や大きさが揃っておらずいびつで、将来何か上気道の病気が出るかもと言われました。おまけにメガバクで陽性が出て、とても可愛がっていた先代の青いセキセイ、ルディを精巣腫瘍で亡くしたばかりの私は、思い切ってお迎えした子の不具合の?オンパレードに、大層ビビりまくっていたものでした。ああ、また病院通いか。なんか気が重い、と、鬱々とした気持ちになりました。
(両方の鼻の穴の形が違い、いびつなのがわかるでしょうか?)
まずはメガバクテリア(AGY)。これは薬できっちり叩かなくてはなりません。8年前のオカメのロロの時の投薬治療期間は10日間でしたが、麦の時には、1クールの治療期間がなんと1ヶ月に延長されていました。 え?こんなに長くなったんですか.... と打ちひしがれていると、先生は鳥の病気治療事典のような手引書を示され、1カ月はむしろ最短の部類に入ることを教えてくださいました。それだけ落としにくく、再発が多いらしいのです。
遡ること2ヶ月弱。ルディの精巣腫瘍に腹水が出て、手術で摘出できなかったというどん底で出会ったのが、「小鳥の部屋」でした。
(註: 小鳥の部屋については、こちらも合わせてご覧ください。 https://ameblo.jp/pakuchee/entry-12452189863.html )
(ミキ註: 2020年2月現在、小鳥の部屋クラブは全て閉店し、小鳥の部屋USAも、サイトは普段通りにあるものの、機能していないようです。もし商品が欲しい方は、注文入金される前にメールでやり取りし、出荷予定などを確認されてからの方がよいと思います。メール返信が来ないことが多々あります。)
ルディは、1年2ヶ月に渡ってリュープリンのホルモン注射を受けていました。隔週で獣医の診療にかかっていたのです。それで腫瘍は制御できていると安心していたら、急に腹水が溜まり、最後の手段と望みをかけた名医に手術を乞うも、癒着が激しすぎて腫瘍を摘出できず、これから何をしたら良いのかわからない状態でした。もはや手は尽きたのか? でも、ルディはまだ生きており、腫瘍は、腫瘍そのものさえなんとかなれば、あとは元気になる可能性があるだけに、諦めることなどできませんでした。小鳥の部屋は、こんなふうにルディの病状が悪くなって、他にもう手だてがない、というところまで私自身が砕かれなければ出会えなかった(その真価がわからなかった)のだと、自分で理解していました。ルディが本当に悪くなって、なんとかして彼を助けたいと、毎晩叫ぶような気持ちで、探して、探して…、もたらされた福音なのです。地獄に仏とは、まさにこのことだと思いました。いわば、か弱くなって行くルディの命と引き換えのようにして得た、一縷の望み、最後の頼みの綱だったのです。
今まで何の危機意識も持たなかった私は、ルディに、普通にペットショップで買った外国産の(普通に安い)シード、着色料やかさ増し(コーン)がメインに入った外国産のペレットを与えており、そこにかかっている農薬や防虫剤や保存料や、そんなものも人間の1/1500ほどの体重しかない小さな鳥には毒となり、肝臓を悪くし、腫瘍の原因のひとつになるなどと、考えてみたこともありませんでした。いや、丈夫な個体なら、それでも何の問題もなく、長生きできる子もいるのです。でも、その幸運は、私の家には当てはまりませんでした。なので、新しくお迎えした子は、安全で美味しい飯類攻めでウェルカムシャワーを浴びせて、健康に育てるつもりで待っていました。
長く心配だった一か月間、ロロと隔離した部屋で投薬治療の結果、麦のメガバクは無事に落ち、晴れて病院通いから解放されました。
ここからが正念場です。先住のロロと同じように、きっちりライフパウダー(総合ビタミン乳酸菌)を溶かした水を飲ませ、ご飯類も全部小鳥の部屋のものにしました。免疫が下がっていると、それを回復しないと、次の何でもない普通にいる菌に負けて体調を崩すことがあるそうです。亡くなったルディは1歳になる前の春に、風邪をこじらせて、くしゃみがあまりに多く出ることから「肺炎」と誤診されたことがありましたが、これがまさに当てはまると思うのです。このくしゃみの原因を探ろうといくつも検査をし、結果、鼻汁を培養した検査から「シュードモナス」という、緑膿菌の一種が出ました。でもこれは、キッチンなどの水場には常在の菌で、これがそんなに悪さをするとは思えない、と、その時の横浜での担当医は首をひねっていました。しかしどんなに検査をしても、この菌しか検出されなかったのです。免疫が下がり、何でもないような菌にも悩まされていたのでしょう。その後転院し、飲水に溶かした漢方で免疫を上げるという治療を続け、気がついたら症状は軽快していました。5カ月かかりました。
閑話休題。 安全で美味しい食べ物で養った麦は、初めての換羽(ヒナ換羽)を終えると、貧弱でおかしかった羽は落ち、見事に美しい羽衣に生まれ変わりました。落ちた幼羽の長い尾羽を見ると、真ん中の軸の両側の羽がピアノ線のように細り、スカスカでした。胸の羽と同じ状態でした。下の3枚の写真は、このとき抜けた幼羽です。
羽の不具合は、栄養状態の悪さ、肝臓の弱りだと聞いていましたので、この改善には心底ホッとしました。
あれから1年半。麦は41gもありますが、胸にはしっかりと良い筋肉がついています、肥満ではありません。羽も美しく健やかで、ツヤが良いです。そして、変わったのは、何よりもその性格や表情です。好奇心旺盛、いつも私やロロの周りを離れない、愛情豊かな可愛い女の子になりました。来た当時からは、素直さも、お茶目さも、何もかもが別人(別鳥)のようです。
健康な彼女の表情や行動からは、自分が愛され、また彼女も私たちを愛しているという自信、健康と若さ、明るさがあふれています。毎日とても楽しそうで、目がキラキラしています。
うちの二羽の変化を見ていると、食べ物や環境は、本当に大切なのだということがよくわかります。この子たちが健康で幸せにしていてくれることが、共に暮らす私の、日々の無上の幸せでもあるのです。(写真は現在の麦です。)
ヒトも鳥も、免疫が下がると全てに良くないのだというのが、私が身を以って学んだことでした。
そんなわけで私自身も自分の免疫をあげるべく、今までシャワーだったのをやめ、毎日湯船に浸かることにしました(笑) 「時間がない」のは、お湯に浸っている間に「歯磨きをする」でカバー、「めんどくさい」は、実際に温かいお風呂に浸かってみて、その疲れの取れること、温かいお湯がそのまま気持ちがいいこと、気分がリフレッシュすること、深く眠れ、スッキリ目覚められること、などのたくさんの「良い点」で、軍配が上がりました。
お風呂、いいですね(*^^*)♪♨









