深夜の数え歌・着信第2章失踪4 | あ~やんのどりーむぱーてぃー

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わたしの見た夢を皆さんに紹介しています。どうぞ暇潰しに見てやってください(笑)

成田国政「すみませーん」


入り口で声をかけるが誰も出て来ない。岡田正は建物を見上げ


ホントに使ってるんか?


建物はあちこちひびが入り、所々外壁が剥がれている。少し大きめの地震があったら倒壊するんじゃないのかと思うほどだった


国政「すみませーん、誰か居ませんかーっ」


何度か声をかけたが誰も出て来ないので


正「出直そう」


と声をかける。実はこの建物がお化け屋敷のようで、さっさと離れたかったのが本年だ。正はこの類い(お化けとか幽霊とか)が大の苦手だった。もちろん国政は言ってはいない


「何ですか?」


突然背後から声をかけられドキッとして腰が抜けそうになるが、国政が居る手前何とか堪えた


正「何ですか?」


振り返って思わず口に出る。言ってすぐ「何ですか?」と言われ「何ですか?」と返すことに気づき、なんて間抜けなんだと思った


国政「すみません突然」


と言って国政は警察手帳を出し開く。正もあわてて警察手帳を開いた


国政「こちらに本多奈穂美さんがいらっしゃると伺ったのですが」


と言うと女性は怪訝な表情になる


国政「実は本多奈穂美さんに伺いたいことがありまして」


女性は無言のまま建物の中に入る。女性は振り返らず


「こちらがどういう施設かおわかりですか?」


国政「存じております」


「なら、会話が出来ると思いですか?」


正は何を言っているかわからず首をひねる


国政「そこを…」


と言った時


「ぎゃーっ」


建物の中から悲鳴があがった




つづく