本多奈穂美「いやっ」
短い悲鳴をあげスマホを放り投げた。スマホは壁にぶつかり床に落ちる。奈穂美はおそるおそるスマホを拾い上げるとスマホの画面が砕けていた。奈穂美は寝る前に両親にスマホを見せる
母「菜穂(なほ)新しいの欲しいからって壊したんじゃないの?」
さすがに放り投げたと言ったら買ってもらえないので
奈穂美「違うよ、ちょっと落としちゃって」
母「欲しければ自分で働いて買えばいいでしょ」
父「それは厳しいだろ。バイトするにも連絡できなゃバイトも出来ないだろ。面接しても連絡先がなきゃ通らないだろうし」
奈穂美の家には家電がない。去年まではあったがイタ電が多く、それぞれが持っているのだからと止めてしまった
母親は苦い顔をしたが最終的に奈穂美に新しいスマホを買うことに納得した
奈穂美はスマホを新しくしたのだからとアドレスを一新した。これで変な電話がかかってくることはないと安心した
つづく