終わりと始まりと終わり…第27話 | あ~やんのどりーむぱーてぃー

あ~やんのどりーむぱーてぃー

わたしの見た夢を皆さんに紹介しています。どうぞ暇潰しに見てやってください(笑)

突然扉が開き、背後からゴォォーっという低い音が近づいてくる。里井朱はぶり返る


朱「ぶわっ」


空気の壁が2人を吹き飛ばし


2人はボス部屋(?)に転がっていた


バタンッ


扉が閉まる


田中緒李「あれ?ここどこ?」


緒李が我に帰る。緒李が我に帰ったところで最悪なことは回避できたわけではない。朱はどうにか逃げられないか思案する


どうせ扉は開かない。窓はない。目の前に通路が続いているようだけど、そこはあれだよね


緒李「ねえ、ここどこ?」


しつこく聞く緒李


朱「最悪の場所、どうやらラスボスの部屋みたい」


緒李「なら、倒せばいいんじゃない?」


緒李は明るい顔をして言う


「ほう、私を倒せばと?」


通路の奥から男が現れた


緒李「そうそう」


と言ってから朱を見て


朱「それじゃお願いします」


と言って緒李は朱の背後にまわる


朱「お願いしますって」


緒李「だってあたし武器とか持ってないし、魔法とか使えないし」


朱「私だって」


緒李「それじゃどうやって倒せばいいんですか?何の準備もなく、こんなところに連れて来ないでくださいよ」


朱「いやいや、連れて来たのはあなたなのよ」


緒李「嘘、あたしこんなところ知りませんよ」


と2人で言い合っていると


「すまんがよろしいか?」


緒李・朱「よろしくありません」


「すみません」


と言ったが


「すみませんじゃねぇーっ」


と叫ぶと2人が男を見る


「まさかまだ人が…」


としゃべり出すと


緒李「うるさいんだけど、黙って」


と凄まれると


「すみません」


と謝り


「決着がついたら教えてくださいね」


と言って部屋の隅に座った




つづく