会沢瞳が桧山麻衣の護衛について1週間。この間児玉静子が現れることもなく過ぎていった。こうなると瞳はいらないのではないかと桧山和樹が思い始める
和樹「おい、まだあの探偵いるのか?」
帰って来て開口一番に言う
桧山佳苗「ええ」
言葉少なく答える。この後和樹が何て言うか予想ができる
和樹「何にもないんだろ?だったらもういらないだろ」
やっぱり
佳苗の予想通りの言葉が出てきた
和樹「明日来たら、断れ」
佳苗としたら、あの時の恐怖をもい体験したくない。あの時はなんとか瞳に助けられたが、瞳がいない時にもしあの女が現れたら…。考えただけで寒気がする
和樹「いいか、黙って続けるなんてことするなよ」
佳苗はドキッとする。和樹と顔をあわせる訳でもないし、お金もかからない。黙っていれば大丈夫だろうと考えていた。しかし和樹がこのようなことを言うということは、何らかの方法で確認する手段があると考えられた。バレた時の考えたら、断ることしかなかった
翌朝、マンションを出るといつも通りに瞳が待っていた
瞳「おはようございます」
瞳が会釈する。佳苗は申し訳なさそうな顔をして
佳苗「あのもう大丈夫そうなので、もう終わりにしたいと」
瞳「そうですか。また何かあったらご連絡ください」
と言って去って行った。佳苗はその後ろ姿を不安でいっぱいで見ていた
つづく