神様に気まぐれ11 | あ~やんのどりーむぱーてぃー

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わたしの見た夢を皆さんに紹介しています。どうぞ暇潰しに見てやってください(笑)

愛莉と香織は社務所に通される。そこでお菓子とお茶が出され、2人は秋と楽しくおしゃべりをして春を待った

1時間程して春が戻って来る

春「もう大丈夫ね」

と言うと秋が立ち上がる。愛莉と香織は大丈夫と
言われ首をひねる

大丈夫?なになに?

と香織は思ったが、愛莉はすぐに植木鉢が落ちてきたことを思い出し、顔が青ざめゾクッとした。それを見た秋はすぐに近寄り

秋「私が守ってあげるから」

と、香織に聞こえないくらい小さい声で言った。愛莉は香織の身も案じ香織を見る

秋「彼女は冬が守るから」

と言われたが、心配は尽きない

秋「大丈夫、夏もずっとあなたを見てるしね」

秋の笑顔を見ると不思議と安心できた




神様「お疲れ」

春「お帰りなさい」

神様「なんかあった?」

春が少しうつむく

神様「ん?」

春「何かあったじゃないです。彼女達狙われて大変だったんですよ」

神様は頭をかきながら

神様「そーならないように話を通して来たんだけどなぁ」

春「どこにです?」

神様「閻魔」

春「えぇー、行ったんですか?」

閻魔は死者を一括で管理していて、黄泉の国の支配者である。春が目を丸くして驚いたのは、神は黄泉を穢れ(けがれ)と言い嫌っている。そんなとこに行けば、神落ち(かむおち)と言われ神位(かみぐらい)を剥奪されることもある。神位を剥奪されると、妖(あやかし)と呼ばれ人々から嫌われ、神の討伐の標的となる

春「大丈夫なんですか?」

神様「大丈夫大丈夫。もしもの時は春か夏がこの神社を守ればいい」

春は拳を強く握り

春「そんなこと出来るわけないでしょうー」

と叫んだ

神様「しかし、狙われたとなると急がなくちゃいけませんね」

顎をさすりながら言う

春「神様、聞いてるんですか?」

怒鳴る春を横目に神様は笑みを浮かべ、空を見上げた



つづく