神様の気まぐれ9 | あ~やんのどりーむぱーてぃー

あ~やんのどりーむぱーてぃー

わたしの見た夢を皆さんに紹介しています。どうぞ暇潰しに見てやってください(笑)

午後の授業は中止になった

香織「どーする?」

愛莉「とりあえず今日は帰るよ」

愛莉は今回のことが引っかかって、神社に行って神様に聞いてみようと思っていた

香織「ん~、そーだね」

香織もしぶしぶながら帰ることにした

矢田羽美(やだうみ)「2人ともどこか行くの?」

香織「ううん、帰る」

羽美は香織と同中で、この学校の特進科に通っている

羽美「えぇー、せっかく同じ時間に帰れるんだからさ」

愛莉と香織の普通科は6限までだが、羽美の特進科は早朝から夜まで9限ある。まさに勉強漬けだった。今回のようなことがない限り午後の授業がないなどは絶対にない

羽美「ねぇ、ちょっとでいいんだけど」

香織が愛莉を見る。愛莉も仕方ないかと思った

秋「お姉ちゃん」

愛莉が秋を見て驚く

愛莉「秋ちゃんと冬くん」

2人は愛莉に飛びつく

愛莉「2人ともどーしたの?」

秋「忘れたの?今日約束してたでしょ?」

愛莉「えっ?」

香織「その子たちは?」

香織が愛莉に聞く。愛莉は秋と冬を見る。秋は満面の笑顔を見せる

愛莉「知り合いの子」

うん、嘘はついてないよね

香織「その子たちと約束してたんだ」

愛莉は少し悩んだが、どうせ神社に行こうと思ってたので

愛莉「ごめん、忘れてた。今日会う約束してたんだよ」

香織「なんだ、それなら言ってくれって」

愛莉「ごめんごめん」

香織「それじゃボクは羽美と…」

香織は袖を引っ張られ見ると、冬がじっと見ていた

秋「お姉ちゃんのお友達も一緒に行こうよ」

香織は羽美を見る。羽美は渋い顔をしている

香織「ボクは…」

冬がまた袖を引っ張る

香織「あのね」

香織が冬に話しかけると、冬が泣きそうな顔になる。香織は困った顔をして、羽美をチラッです見る

羽美「ごめ~ん。今日あんまり体調よくなかったんだよね。だから帰るわ」

愛莉「一緒に…」

羽美はサッと背中を見せ

羽美「ちょっと立ち眩みがするから保健室寄ってから帰るから」

香織「ごめんね」

羽美は返事をすることもなく行ってしまった



香織「ほんとにあったんだ」

4人は神社にやって来た。鳥居をくぐると春がやって来る

春「どーやら無事だったようですね」

愛莉「無事って?」

愛莉は聞きながらやっぱり偶然じゃなかったんだと思った

春「愛莉さんに不吉な相が出てたんで、2人に迎えに行かせたんです」

不吉な相…愛莉は思いだし、ゾッとした



つづく