わたしは無心で眠る。すべては頼朝を北条正子を討つために
足音が近づく、わたしは目を開ける
男「よく眠れたか?」
男は下卑た笑いをする。わたしは座ったまま頭を下げ
わたし「はい」
笑みを浮かべて見せる。男は少し焦った顔をする
男「そ、そうか。それは良かったな」
男はわたしから視線を外し言う
男「時間だ」
と言って牢に入ってくる。男はわたしの身体を縄で縛る。わたしは懐に隠した小刀をサッと触り確認する
わたしは白衣装に烏帽子、唇に紅をさす
舞台中央で目を閉じ、舞のときをじっと待つ。音が流れてくる。わたしは目を開け頼朝を確認する。舞台から少し離れたところに座すのがそうだろう。そしてその隣に居る女性が北条正子、すごい威圧感を感じる。とにかく、かたきはわたしの目の前にいる
わたしは無心で舞う。殺意を感づかれてはいけない。この2人はそういうのに敏感だろうから。その時でいい、それまでは無心で舞おう
わたしは舞台の前方より少し下がる
今だ❗
わたしは舞をしながら助走をとり、舞台から飛んだ。懐から小刀を取り出し
わたし「よりともーー、かくごーー」
わたしと頼朝の間に人影が割って入る。わたしの右手が冷たく感じる。わたしが右手を見ると手首より先がなかった
わたしの目の前に刀を構えた男が立っていた
わたしは男の後ろの頼朝を睨む。と同時に小刀の右手のあるところを確認する。わたしは右手をおさえるふりをしてうずくまる
頼朝「そやつを殺せ」
刀が振り下ろされる。わたしは刀がわたしの命を奪う前に右手を拾い、頼朝に向かって投げつけた。それと同時にわたしの首が胴より離れた
わたしは暗闇の中、目が覚める
七江「私の想いわかっていただけましたか?」
わたしは涙を流していた
七江「今のわたしには源頼朝にも北条正子にも怨みはありません。ただ…」
わたし「わかりました。あなたの願いは…」
翔子「どーしたの?いきなりぼーっとして」
わたし「ううんなんでもない」
翔子「そう?」
紅葉「なにしてるの2人とも」
わたし「今行く」
3日後
わたしは由比ヶ浜に来た。わたしはあのあとここに捨てられた。わたしはそこから電車を乗り東を目指す。そして、ある山に登る。その中腹にそれはあった。なんの目印もない、でもわたしにはわかる。ここがそこだということが。わたしの愛した旦那様と愛しい息子の眠る地。わたしは涙を流していた
やっと一緒になれたね
七江の笑顔が見れた気がした
わたしが選ばれた理由、それはわたしが七江の生まれ変わりだったから・・・
目が覚めました
話がぶつぶつになっちゃってごめんなさい。実は、いつもは夢を見てある程度まとめてからアップするのですが
今回は、すぐにブログにアップということをしていました
でも謎なんですよ。実は人形は江戸末期の作品なんです。でも、七江は鎌倉時代なんです。さらに、七江を見た人はほんの僅か。なんで、七江が人形になってたんですかね?
まあ、夢だからわかんないのは当たり前ですけど
さて次です
幼なじみから告白されちゃいました。わたしがずっと片想いだと思っていたのに。わたしは幸せの絶頂に・・・翌朝、幼なじみが事故にあって・・・
次は
わたしの中に
だよ