原作とは随分違うが…
2024 Disney+ で配信中
原作:岩明 均 「七夕の国」
ジャンル:SF 伝奇
出演:細田 佳央太
藤野 涼子
上杉 柊平
木竜 麻生
鳴海 唯
濱田 龍臣
伊武 雅刀
三上 博史
山田 孝之
他
■□■
「寄生獣」で有名な岩明 均のコミック「七夕の国」を
ドラマ化したものが今、Disney+で配信されている。
配信された3話まで見てみた。
もう、かなり古い原作なので、原作のネタバレには今回は
触れるので、ネタバレごめんという方はこの先はスルーして
下さい。
■ どんなお話か
南丸洋二(みなみまるようじ)…言いにくいから「ナン丸」
と皆に読んでもらっている…は大学生。
「ちょわ~!」(原作表現)という気合と共に、物体に小さな
穴を開ける超能力を持つが、なんの役にも(特に就職活動)
たちそうにないと落ち込んでいる。
ふとした事から大学内の「歴史・民族学ゼミ」の面々と
知り合い、自分のルーツを探り出す事に。
ドラマではいきなり戦国時代の合戦のエピソードが入り
どんな力なのか… どんな風に使われてきたのかが
わかってしまうシーンがあって、原作ファンの私は一気に
興覚め。
ゼミの主催者、丸神教授が秋田県の丸川町に取材に
行くと出た切り消息不明になっている事に関連し、
超能力のルーツを探して丸川町にゼミで行くことに。
町の住民はゴルフ場建設反対運動真っ盛り。
そんな矢先に、建設現場監督が変死体で発見され…。
警察、謎の集団、町の面々…それにナン丸たちを絡めて
6月に行われる謎の「七夕まつり」や、町民の不可思議
な行動が物語をすすめていく事に。
ここから先は原作のネタバレに触れるので要注意。
丸神一族に伝わる力は…
・ 手が届くもの
・ 窓を開いたもの
前者は、思念を集中すると黒い球体が出現し、それに触れると
同じ体積の水や固形物が消失するという力。
巨大な球を作り出せばビルごと消せる。
後者は…ドラマでは今のところ宇宙空間に浮かぶ悪夢を
観る人が多い…と言う表現で済んでいる。
もう、おおむね想像はつくだろうけれど…。
■ 丸川町の謎
丸川町に住む一族は… 遥か昔に地球にやってきた異星人
の末裔。 なんらかの理由で故郷に戻れなくなった人々。
なんだかSF小説「異星人の郷」に似ていなくもない。
(「異星人の郷」←リンク 泣ける)
先祖返りの力に目覚めると、それらの能力を駆使できる
のだけれど、あんまり使い続けると徐々に人間の姿から
先祖の異星人の姿に変わっていく。
昆虫みたいな姿なので「異星人の郷」のような話になる。
年に一度、山の上で神事と呼ばれる七夕まつりをする
のは迎えに来て欲しいという町民の願い。
今までひそかに行われていたそれらの風習が
ゴルフ場建設と言う利権に伴い明るみに出てしまった。
超能力を使えば、暗殺も可能なことから、その力に
目をつける組織もでてきた。
そして… 丸川町の旗印。
カササギと黒い丸と手の意味も判明してくることに。
ちなみに、山口県に行けばカササギは見れる。
羽で太陽光をさえぎって魚を追い込み、捕食する
賢い鳥だけれど… 七夕の織姫・彦星の逢瀬に
天の川に翼で橋をかけるのが、このカササギ。
萩だか津和野だかは、カササギ舞が郷土文化だったかと。
何話完結なのか知らないが…。
4話以降は怒涛の展開になりそうな。
これ、確か…原作は4巻ぐらいで終わった。
「寄生獣」ほどのインパクトはなかったが…。
主役がちょっとイケメン過ぎる(笑)
続けてみようと思う。