暇だったので気になってた「庚申塚」について調べたの
そしたらめっちゃ面白くて〜
平安時代からの言い伝えで、人間み〜んなの身体の中には、3匹の虫がいたのね
虫のグループ名はね…
【三尸(サンシ)】っていうトリオ
メンバー紹介(右から)
【上尸】頭の中在住、首から上の病気を引き起こす
【中尸】腹の中在住、内臓の病気を引き起こす
【下尸】足の中在住、腰から上の病気を引き起こす
上尸なんて人じゃん
3匹とも虫じゃないじゃん
特に下尸のキモチ悪さったらないわ
この3匹は60日に一回来る「庚申の日」自分たちが住んでる人間が眠った時だけ外出可能なんだって
で、運良く外出出来たら、その外出先は閻魔大王のとこ
何しに行ってるのかと言えば告げ口
自分たちが住んでる、お世話になってる人間の悪行をベラベラとチクるんだって
完璧な裏切り行為よね
3匹は…3匹って言うとどうしても「レッツゴー三匹」が頭から離れない
(言っとくけど、まったく世代じゃないから!なぜか記憶にあってウィキで調べたよw)
三尸は、その人間が死ぬと自由になれるから閻魔大王に告げ口しまくってその人間の寿命を縮めるために必死なの
寄生虫よりタチが悪い
人間側も黙っていられないから「庚申の日の夜」は寝ない
3匹が、いや三尸が外出出来ないように睡魔と戦わなきゃいけなかった
ん〜どんだけ悪いことしても、一晩寝ないだけで閻魔大王からの制裁はナシってこと?
で、黙って起きてるのもなんだからって、どんちゃん騒ぎして朝まで起きてたんだって
江戸時代に入ると、この徹夜を18回繰り返すと記念に碑を建てるのが流行っちゃって、当時はあちこちに【庚申塚】【庚申塔】があったらしいよ〜
こんな感じ(画像お借りしてます。)
みんながみんな約3年毎に記念碑建ててたら、その辺中【庚申塚】【庚申塔】だらけだったんじゃないの〜
単純計算で60歳になる頃には20個も碑を建てることになるよね
碑の数が増えないようにかな?
こんな耳なし芳一みたいな碑も…
18回毎なら数が多過ぎない
せいぜい30個(90歳)がいいとこじゃないの
ん〜18回毎に「庚申」って文字を彫るのかと思ったけどそうじゃなさそうね
それとも家族分含む
何れにしても、石屋の商売戦略としか思えないわ
明治になると【庚申信仰は迷信だ】って政府が庚申塚を破壊&撤去
そりゃそうよね、みんなが道端に庚申塚建ててたら邪魔で仕方ないもんね
明治政府、グッジョブ
…ってなわけで、今現存の【庚申塚】【庚申塔】は明治政府の破壊&撤去を免れた希少なものってことね〜
ふむふむ…
おまけ
調べるとやたら群馬の過疎地域に多く遺ってるのね
明治時代から過疎過疎だったから政府もスルーしたのかしら
ありがたや