誰も聞いたことのない音楽 | No pain,No gain

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大阪の3ピースバンドPainsリーダーのブログ。音楽、趣味や日常について綴っていきます。晩酌中の執筆が多いので辛口御免。
ビジネス関連のブロガーさんは申し訳ありませんがスルーさせて頂きます。

土曜日は少し長く寝てしまった、夕方16時前に起床。

 

この日は妹家族が訪れ焼肉を楽しむと聞いていたが、階下に降りても誰もいない。恐らく食材の買い出しに行っているのだろう。

 

一週間の疲労か腰は相変わらずギシギシ言っている、ゴルフの練習に行きたいが近くの小さい練習場で軽く済ませることも考えた。

 

結局、起きてなんやかんやしているとスイングできそうな状態になってきたので東淀川の大きい練習場へ。本格的にやることにした。

 

 

道中、久しぶりにカーステレオを使ったのだがニルバーナのライブ版を大き目の音で聞いてみた。

 

近頃は自分の曲以外にほとんど音楽を聞くことがなく、インプットが必要だと思っていたこともあったか。結局は古い音楽を聞き直しただけなのだが。

 

ライブ版ということもあり、相変わらずむせ返るような熱さを感じる歌声に轟音ギター。ベースは特筆すべきことはないが、正確でキレがありながらヘビーなドラムに体は自然とリズムを取ってしまう。

 

確認するとこのCDは計24曲が収録されているが、いわゆる「ハズレなし」の選曲だ。もともとニルバーナはオフィシャルで3枚しかオリジナルアルバムが出ておらず、最も売れた2枚目中心のセットリストということもあるだろうが。

 

まず2枚目は言わずと知れたモンスターアルバム、全曲秀逸。12曲中11曲がセットリストに入っていたかな?

 

1枚目からは4~5曲。残りは3枚目とオフィシャルではないアルバムからの選曲となっていた。

 

 

恐らくニルバーナはオアシスやボンジョビのように、スタジアムで何万人規模というライブは行ってないんじゃないかな?カートが野外での演奏を好まなかったという発言をしていたのを知っている。

 

ワンマンでスタジアムだと、当然2時間越えのライブとなるだろうし。そうなると途中で「ソロコーナー」や、やたらに尺の長い曲を入れて演出にも気を遣わないといけなくなる。

 

しかしこのアルバム、恐らくは24曲を普通にダダッと演奏しているのだろう。長いMCもなし。そして最後は破滅的なセッションから機材破壊で幕を閉じると思う、それで1時間ほど。

 

以上の理由も手伝い、ライブ版でこんなに隙なく良い曲を連発するだけのものも珍しいなと思った。潔いと言うか、完璧主義だったのだろうか。

 

このライブ版もイギリスの大きなフェス「レディングフェスティバル」でヘッドライナーを務めた時の演奏だと思う、あからさまな商業主義とは一線を画していたニルバーナの姿勢の表れなのだろうか。ということも改めて考えさせられた。

 

 

そして曲だが、今聞いてもやはり素晴らしい。ビートルズが「誰も聞いたことのない音楽」をやったため爆発的な人気に繋がったと聞くが、ニルバーナも近いものを感じる。

 

何というか無機質で完璧でありながら、怒りや憤りのような感情も感じる。こういう音楽はないんじゃないかな?

 

そしてデイブはミスしないが、カートやクリスは一曲に一回は大体コードなどを間違える。しかし、そういったミスタッチが単に洗練された楽曲で終わらせない要因なのかもしれない。

 

こういったジャンルは「グランジ」と総称されて、「アリスインチェインズ」「ホール」「スマッシングパンプキンズ」といったバンドも人気があった。

 

ジャンルの特徴としては「パンク」と「ハードロック」が融合したようなものであり、音楽理論を逸脱した音使いが多用される。

 

ところが音楽理論の逸脱の仕方でもアリスインチェインズ(以下アリス)とニルバーナでは少し違う。

 

ギターの専門的な話になるのだが、リフのコードワークにおいてアリスは横の移動が多くコードのレンジが狭い。比してニルバーナは上下の移動もしっかり入っているのでレンジが広く奥行が出る。同じ変な音使いでもニルバーナの方が一枚上手なのだ。

 

ニルバーナの「インブルーム」という曲があるのだが、このリフはB♭F#E♭BAというコード進行だ。A・B♭・Bと半音ずつ上がる音階が進行の中に巧みに取り入れられている。

 

こういうのは何なのだろう?「センス」という言葉でしか片付けられないのだろうが、こういった不思議で何となくクールなリフに上手く歌メロを乗せて曲としてもしっかり成立させられるというのが凄い。

 

僕らが一回のライブで演奏するのは大体6曲。6曲だけでもこんなに素晴らしい曲で固められるだろうか?と思うと才能の違いに愕然とさせられた。

 

 

さて、音楽の話が長くなったが雨のため道路は大渋滞。1時間ほどかかって打ちっぱなし場に到着。

 

今週は一度も練習に行けていないので、最初の60球は基本的な練習に費やす。小さなスイングでしっかりボールに当てる練習が中心。

 

次の60球ではバーチャルゴルフ、傾斜やラフなどはないが実際のコースを周っているような練習が出来る。

 

近頃はパー5で大叩きしてしまい、スコアを悪くする傾向にあったので3オンを狙わず4オンでボギーを確実に取りにいく。ゴルフの先輩でもあるドラマーの金言である。

 

ハーフだけ回ったがスコアは40、これが実際のコースで出たら鼻血が出そうだね(笑)

 

残ったボールに20球追加して、次は30球でハンディキャップを推定してくれるゲームを行った。

 

ドライバーやアイアン、アプローチなどを交互に打っていき一球ごとに評価される。ドライバーの調子は良かったがアイアンが悪く、ハンディは22と計測された。実際のスコアもそんなもんだし妥当ですね、20以下を今後の目標にします。

 

最後にもう20球追加して、上手く打てなかった3番ウッド中心に練習。ティーショットはドライバー感覚で打った方が良いね、あとはアイアンを打つ時に脇が開いて横振り気味になっていたことに気付く。

 

以上の反省点を持ち帰り帰宅すると、義弟を除く妹家族と酒を飲んだ。

 

 

甥っ子は5年生なのかな?パソコンの授業がありタイピングが得意になってきている、とのことで見せてもらったがなかなか上手かった。

 

近頃甥っ子はゲームばかりして話す機会も減ったのだが、歴史に興味を持ち始めたとのことで織田信長の話を一緒にすることができた。子供が年を重ねると話す内容も変わってきますね、それはそれで楽しかったです。

 

さて、その後0時ぐらいに就寝しましたが早朝に起きてしまいこの文章を書いてます。また夜にアップされるようにしておこう。

 

最近書き始めたショートショートではニルバーナのように、誰も読んだことのないような話が書けると良いなと思ってます。

 

音楽では叶わなかったが、もしかすると文章なら?文学でニルバーナを目指してみましょうか、それではまた☆