昔、川本真琴のライブビデオだったかに「早退」というタイトルが付いていて。
やっぱり優れた感性を持つ人はネーミングセンスがあるな、と感心したのを思い出す。
他の皆が授業や仕事、社会の流れに乗っている中で自分だけは何の目的も持たず家に帰る。
感じるのは優越感?惨めさ?虚無感や諦念も入り混じるだろうか。人によるだろうが。
恐らくは問題の多い学生だったであろう彼女が、さらに「異邦人」である自分を感じるのにこの上ない状況だったかもしれないと想像する。
さて、本日は僕も早退しちゃいました。今の会社で20年働いてて初めてじゃないかな?
休んだのも一度だけ、葬式以外では。それも39℃熱があって、「次の日の昼からだったら働けます」と言ったのですが「朝からじゃなきゃいらない」と言われて休んだ時ですね。
夕方、一回目の積み込み途中でラッシュとなり荷物が連続で流れてきました。近頃書いていた腰痛は回復に向かっていて、意気揚々と積み込んでいたのですが積み終わる頃に背筋の肉離れのような症状に見舞われてしまいました。
んー、痛いですね。何かがプッツリと切れて、一瞬時間が止まったような気がしました(笑)それほどの衝撃。
恐らく痛みで曲がりにくくなっていた腰をかばいつつ、足と背筋で荷物を持ち上げていたのですがキャパを超えたんでしょうね。積み込みはほとんど終わっていたので、老廃兵のようにヨロヨロと残りの荷物を積み上げて荷卸しに向かいました。
この少し暑くなってきた時期が危ないのかもしれませんね、よその会社のベテラン運転手がちょっと前に腰を痛めて一日の仕事をしばらく軽減してもらっていました。同じ会社の「やっちゃってる先輩」も体調を崩して3日ほど休んでたし。
僕も今まではコルセットなど巻かず、ハードな仕事なのにラッキーだなと思ってましたが遂に来ました。この宿命からは逃げられないんだなー。
幸い今は閑散期なので、配車係りに電話を入れると荷卸し後に早退してよいとのこと。うーん、助かった。
しかし周りを見れば他の運転手はガンガン働いている、そんな中自分だけ車庫に帰っていくのは情けない気持ちで一杯になりました。
冷静に考えれば仕事で体を壊すなんて馬鹿らしいことなんですけどね、それでも周りの皆は普通に働いているのに自分はできないとなると何故か敗北感に苛まれます。
家の近所に整骨院があったと思ったのですが、帰りに覗くと老人介護施設になってました。取りあえず帰宅してコルセットで背中から胸にかけて固定、食事をして湿布を背中に貼り少し寝ました。今は二度目の睡眠待ち。
湿布のおかげか体は曲げ伸ばしできるようになってきましたが、今日の仕事はどれだけ出来るかやってみないとわかんないですね。
これも幸い金曜日なので土日は休み、ゴルフも雨だからキャンセルしました。根性でいけるところまで頑張って、休みは回復に徹しようと思います。
今まで大きな怪我や病気などと無縁だったのですが、こういうことがあると色々考えて想像しちゃいますね。
もしこの仕事ができなくなったら、他の仕事を探さないといけない。とか、しばらくはゴルフの練習にも行けないんだろうなとか。
好きなことを時間と体力の許す限り、これまで頑張ってきましたが今後は自分の体を労わることも考えないといけないでしょうね。年齢も重ねていますし、何かが出来るのも健康な体あってこそ。
今日のことは今から寝て、起きてみないと分かりませんが厳しければインターネットで見つけた整骨院にも行ってみないといけません。
取りあえず、ゆっくり体を休めようと思います。それではまた☆