めくるめくメルクマール | 人はパンのみにて生くる者に非ず 人生はジャム。バターで決まり、レヴァーのようにペイストだ。
先日発表された横浜市の人口推計を眺めながら感慨に耽った。
https://www.townnews.co.jp/0112/2024/04/18/729061.html

鶴見区・神奈川区・西区が結構な増加っぷり。中区については微増だが、港北区を除くと結局、戦前からの横浜市街地=京浜工業地帯+中心部のエリア。ここが半世紀後の横浜の人口の集積地となる。歴史は繰り返す。あれだけ大規模な内陸部・丘陵地開発をやりながら元の木阿弥。限りない無情を覚える(無常ではなく)。

今、東京23区の地価が高騰して、一般人の殊にファミリー層は新たに住めないような状況になっている。久しく人口減少傾向にある郊外にまた人口が移ることになるかもしれない。経済の循環が人口の循環を引き起こして、もしかしたらこの予想よりも内陸部・丘陵地の人口減は穏やかなものになるかもしれない。そうやって都市はめくるめくとめどなく生きてゆく。昨今また声高に叫ばれ始めた東京一極集中の是正、これを推進することは、その流れに対して大いに水を差すことになるだろう。