万引き100回やったけど今回に関しては支払いを忘れただけです | 人はパンのみにて生くる者に非ず 人生はジャム。バターで決まり、レヴァーのようにペイストだ。
「今まで万引き100回やったけど、今回に関しては単純に支払いを忘れただけです。信じて!」と言われてあなた信じますか?と云う話である。

昨今のme tooな性加害告発について、女告発し放題・男絶対的不利でどうにもならん的な言説も飛び交っているが、「昔」に戻ればよいのだ。婚前交渉しない・妻以外の相手と性交しない…この倫理観を持つことが一番なのである。例外としてせいぜい、結婚を前提に付き合っている相手とならば可、と云ったところとなる。性に対して乱れているからこんなことになるのだ。皆、セックス依存過ぎる。それでよく神や宗教には頼らないなどと大見得が切れるものだ。尤も、性加害をやるために聖職者になったような人間がいるのは頭の痛いところだが。

「食事が終わったらホテルへ行こう。夜景の綺麗な部屋で君ともっこりしたいな」
「あら、いいわね。あなたとの熱い夜が楽しみだわ」
ま、シティーハンター的世界だが、同意を得ると云うのはこう云うことだ。部屋に連れ込んでベッドの上で相手を威圧しながら同意を迫り、それで「同意は得た!」は、無い。部屋に連れ込んでからの「同意」と云うのは、部屋に上がり込んで契約に応じるまで一歩も動かないセールスマンのようなものだ。後でクーリングオフで解約することが出来るように、その程度の同意性など、後でme tooを食らって不同意扱いされて然るべきなのである。

同意は得ている!と云うが、妻に対して妻以外の人間との性交についての同意を得ていない者が、相手女性との性交には律儀に同意を得ているとの主張をどうして信用することが出来よう。妻に不誠実を働く人間が妻以外の女には誠実であるとどうして信用することが出来よう。会っただけ、食事をしただけと云う釈明でも胡散臭さがあるのに、性交渉したことまで認めて、しかしそれは同意を得たのだと云う…セックスしたい欲がどうにも我慢出来なかった人間が、しかし相手からきちんと同意を得るまでは我慢出来るなどと云う芸当を、どうして信用することが出来よう。冒頭に記したように「万引きを100回やってきたが今回は単に支払いを忘れただけです、うっかりしてました」と云っているようなものである。

妻帯者でありながら妻以外の者と性交渉して、事実無根だ!同意は得た!と力説するさまは小学生の言い草のようでみっともないことこの上ない。「〇〇君に殴られたり、蹴られたりした」と云う訴えに対して「殴ったけど絶対に蹴ってなんかない!」と顔を真っ赤にして反論しているようでもある。そこに拘る? 殴った時点で問題なのにねぇ。そこは事実なんでしょ? 蹴っていないことって、そんなに偉いことなのかね? 被害者ぶるんじゃないよ。