3/20(日)にボートを予約していましたが、今週も中止の連絡。
自然相手のことなので仕方ないですが、なかなか海に出られません。
観音崎レーダー施設の計測によれば風速6m。
ギリギリアウトです。
午後は風が収まる予報ですが、ほんの少しでも風が強くなれば帰れないので出船すべきではないでしょう。
仕方がないのでガン玉の続きを考えて過ごそうと思います。
ボート釣りを始めた頃、ビシにコマセを詰めて海に落とし、狙いのタナまで落としたらすぐにコマセを撒いてました。
仕掛けが短いアジ釣りとかだと問題ないのですが、仕掛けが10mを超えるマダイ釣りでそれをやると、図のようにつけエサは遥か上空にある状態でエサとコマセが同時に「よーいドン」で沈み始めます。
ストレートなハリスだけの仕掛けだとつけエサとコマセは同じ速度で沈んで行く、もしくはハリスが潮を受けてつけエサはなかなか沈まないので、コレをやってしまうと、つけエサがコマセに追いつくことはありません。
一方で魚はコマセを追いかけて行くので、コマセを撒いて魚を寄せているつもりが、わざわざ魚を遠ざけて釣っていることになります。
そこでよくあるセオリーがコレ。
仕掛けがなじんでから(つけエサが沈んでから)コマセを撒くという釣り方です。
よい釣り方だと思いますが、マダイ釣りでコレをやると致命的な弱点があります。
10mのハリスがなじむ(沈む)まで1分とか1分半とか、マダイの泳ぐ棚にビシを置いて待つことになります。
敗因ブログでも書きましたが、マダイはビシを見て逃げていきます。
ビシを水深30mに置いて釣るなら、例えばコマセは35mで撒くとして、そこはマダイの泳層なのでコマセを撒いたらさっさとビシを水深30mまで戻したい…
でも、さっさとコマセを撒いたらつけエサがコマセに追いつかない…
というわけでテーパー仕掛けを使っています。
ハリスをスイベルでつないだ2段仕掛けにすることで、スイベルの重さ+ガン玉の重さで沈めることができます。
これならビシを沈めてすぐにコマセを撒いても、つけエサの沈下速度が速いため、コマセに追いつくことができます。
ちなみに「チモト(ハリのすぐ上)にガン玉を打った方がスムーズに沈むのではないか」という素朴な疑問がわくと思います。
陸でフカセ釣りをしていた頃は、ハリスのどの部分にどの重さのガン玉を打てばよいのか、いつも半信半疑でした。
チモトにガン玉を打つと
・つけエサの沈下速度が速すぎて食わない(コマセと同じ沈下速度が理想)
・最終的に仕掛けが立ちすぎてコマセの帯を外れてしまう
結果として私のテーパー仕掛けは以下のようなコンセプトです。
■テーパー仕掛けのガン玉
・撒いたコマセにつけエサを追いつかせるためのもの
・なるべく重めのガン玉でさっさとコマセに追いつかせる
・ただし、重すぎると仕掛けが立ちすぎる(コマセより沈む)ので潮の速さに配慮する
■テーパー仕掛けの上段ハリス
・コマセと付けエサが同調するために必要な長さを確保
・潮が早ければ長くする&ガン玉を重くする
■テーパー仕掛けの下段ハリス
・つけエサの沈下速度とコマセの沈下速度を合わせるためのもの
・長過ぎるとつけエサがコマセに追いつかない
・短か過ぎるとつけエサの沈下速度が速すぎて魚が食わない