風に吹かれて 和歌山一周 (2)
本州最南端から、大島へ。
トルコ海軍の遭難場所は、打ち寄せる太平洋の青い波が、乱立した黒い磯にぶつかり、白い波がたち、とても奇麗だった。
こんな奇麗な海でトルコ海軍の軍艦が遭難するとは想像できない。
沢山の軍人が亡くなられたのは事実で、少数の方が、勇気ある島民に助けられたことも事実である。 心の中でお祈りを。
12時28分 道の駅の駐車場に到着。昼ご飯を。
大きな巨岩が一列に........自然が作った大きな彫刻作品に見える。
スケッチを描いた。空の青以外はモノクロだった。
13時半、ここの景色を満喫したので、次の目的地の那智勝浦へ
海沿いの国道42号線を走る。交通渋滞などは全くない。
太地町のクジラの博物館に寄ろうと思ったが、時間がないのでそのまま那智勝浦へ
15時15分熊野那智大社へ到着。
スムーズにここまでこれた。八咫烏が導いてくれたのかもしれない。
那智の大滝 滝の高さ133mで、日本一らしい。
神聖な場所だ。 マイナスイオンで一杯なのかな?
しかし、有名な観光地なのに、人が少ない。少なすぎる。
16時すぎ、神聖な場所から、とりあえず宿泊先を確保するために道の駅へ向かう。途中那智の大滝の水を川で汲んで持ち帰ることにした。
国道42号線沿いの道の駅は、もう閉まってて駐車場に入れない。 那智で車中泊しようか?それとも、新宮市へ行って温泉に入って車中泊しようか? 考えた結果、新宮まで30km程度だったので、新宮市へ向った。新宮市に着いたのが18時だったので、まだまだ辺りは明るい。なので、急いで神倉神社へ向かいお参りをすることに。
道に迷わないのは八咫烏のおかげか?それともカーナビのおかげなのか?
熊野古道 神倉神社の駐車場に車を止めて、急いで神社へ。
神社は山の上かもしれない。鳥居をくぐり進むと、信じられない急角度で踏面蹴上が揃っていない石の階段が目の前に。この階段を上るのかと思うと、心が折れてきた。しばらく階段を上ると、体のバランスが取れずに、まともに階段を上れない。
平衡感覚がおかしくなってくる階段で、山の上まで行けるかどうか、不安になってきた。
しんどい階段がまだ続く、途中で若い人が降りてきたので、神社まであとどのぐらいですか?と聞いたら、もう半分来てるので、あと半分は緩やかだからと聞いて安心した。しんどいが残っているパワーを振り絞って、頑張った。
18時20分、神倉神社へやっと着いた。でっかい岩が........
急いで、スケッチを描いた。クタクタなので、老体に鞭を打ってラフスケッチした。もうこれ以上描けませんでした。
急いで、帰ることに......
もうすぐ暗くなるので、慌てて来た道を引き返す。
膝がガタガタで、もうクタクタで、心が折れているのがわかった。
負けずに、近くの熊野速玉大社へ向かう。
18時46分到着。お祈りを........
この神社の隣に佐藤春夫記念館があった。もう閉まっている。
駐車場で、これからどうするか?検討した。
新宮で寝るか?
う~ん温泉に入りたい!
飯食いたい!
スーパーで買った弁当を食べて少し休憩をした。
車で1時間ほど走れば、川湯温泉や渡瀬温泉、湯の峰温泉がある。
それに、次の目的地の熊野本宮大社がある。
結局、温泉へ向かうことにしたした。
国道168号線を北上する。熊野川沿いを走る。
川湯温泉を通過し、渡瀬温泉(わたらせ)へ着いたのは21時。
即温泉へ........露天風呂で湯舟が5つある。お湯の温度が異なるので、全部の湯舟に浸かって、身体を温めた。こころも癒すことができた。
何事もなく、スムーズにここまで来れたことを喜んだ。やはり、八咫烏が導いてくれたのだろう。 そう信じておこう。
22時過ぎに温泉を出て、熊野本宮大社付近で車中泊をすることに。
早朝起きたらすぐに、お参りできるだろう。と考え向かう。
途中、道路で野生のシカを見かけたので徐行。ガードレールを飛び越えて山へ入った。
熊野本宮大社近くのバスターミナルの駐車場で車中泊を。
いい旅で、癒された自分に気が付いた。 満足 満足 大満足 即、寝入った。
つづく