10月6日現在、通称、村上ファンドが阪神電鉄株の発行済み株式の40%弱を握ったとか・・・
(一部報道では、既に50%を超えたという報道もある)
そして、阪神電鉄に対して阪神球団の上場を提案したという。
さらに・・・
村上ファンドの投資目的に対して、様々な憶測が飛んでいる。
(ホリエモンが阪神球団を持ちたがっているとか・・・)
また、
巨人の渡辺会長が吼え、阪神の星野SDも吼えた。
様々な角度から、検証可能なこの話題であるが、2つの切り口から検証してみたい。
1つは、野球とストックオプション
1つは、村上ファンドへの最大の対抗策
前提は、村上ファンドそのものは阪神電鉄の経営にも阪神球団の経営にも興味を持っていないという当たり前のこと。ただし、村上ファンドの黒幕の意図は不明。だが、少なくとも村上ファンドは阪神電鉄も、阪神タイガースも経営はしないし、経営に興味も無い。
(彼らは、ファンドが本業です。経営なんて効率の悪いことをするはずがない!)
そして、ホリエモンのニッポン放送買収のときもそうであったが、的外れな批判や検証があまりにも多いと感じている。
もっとシンプルに考えれば、マスメディアの報道姿勢は外野で騒いでいるだけ?に見えてくる。
①ストックオプションの正体
様々な意味がストックオプションにはあるが、経営サイドからモノ語れば最大の特長は、現時点でのキャッシュ流出を防げるということ。
簡単に書けば、「今は安い給料だけど、株を安く買える権利を与えよう。その株が大幅に値上がりすれば、株長者も夢ではないよ」という囁きを経営者が従業員に対して行う制度のこと。
ヤフージャパンやベネッセなどの上場を契機に、従業員にも株長者が誕生し、オマジナイのようにストックオプションを唱える経営者が増えているが、実像は給与抑制策の1つ。
そして(これが重要なんだけど)
株価の右肩上がりを前提にした制度!であるということ。
上場の機会には、ストックオプションの権利付与によって、5万円の株券が数十万円に化けるかもしれないが、その後は???
数年も経てば、権利付与時点で数十万円で、権利行使時にはその価格を下回るってことだってありえる。
まぁ、上場を契機にした2~3回は、恩恵にあずかる人もでるかもしれないけど、恩恵にあずかれるはソコまで・・・
だから、恒常的な給与システムとしては相応しくない制度なのである。
ホリエモンも昨年選手にストックオプションを・・・なんて言ってたけど、私はあれを聞いて「こいつは何も考えていない」って思ったほどだ。
だって、プロ野球というビジネスモデルは成熟期にあって、急激な成長を見込める分野ではないんだ。
つまり、右肩上がりがありえない業界に、右肩上がりを前提にした制度を持ってくる、これだけでナンセンスなんだよ・・・
まぁ、先にも書いた、IPO バブルの頃の印象があまりにも強烈だから、ストックオプションは魔法の杖のように感じている人が多いのは仕方ないと思うけど・・・・
②最大の対抗策
このままほっておくこと。
逆の立場で考えれば、現役員の途中解任は株式の1/3を押さえられれば、否決できる。
1/3握られた!と騒ぐ前に、相手に経営権が移行した場合のことを考えれば、1/3以上握られている!って状態なのである。
だから、騒がないのが一番!
そして・・・・
ホリエモンのニッポン放送買収のときもそうだったけど、ホリエモンはその買収資金を集めるのにかなり際どい集め方をしていた。
実質トイチ金融と変わらない利率の利息を払っていた。
つまり・・・
乗っ取り屋からすれば、時間勝負なんだ。
一日伸びれば、その分支払い利息は増え、自分で自分の首を絞めることになる。
だから、最大の対抗策はあわてず騒がず、時間稼ぎをすること。
これに尽きるはずなんだ。
一説に寄れば、すでに1600億円の株買取資金を投入しているという。
例えば、外資が村上ファンドを前面に立てていたとしても、疑問符がつく。
阪神という優良資産の切り売りが目的ならば、この時期の買収ではなく年明けが良かろう・・・
そして、切り売りが目的にしては、投資効率も悪い。
ならば、別の目的があるはずなんだ・・・
そして、それは以外とシンプルなはず。
モノを言う株主というイメージが定着していて、現経営陣は戦々恐々としているようだけど、心理戦だからいろいろなアドバルーンが上がるはず。それをいちいち聞かないで、悠然と構えていたら、手仕舞いは早くなるはずだ。
阪神電鉄の場合、次の定期株主総会で退任する役員数は不明だけど、それまでは解任されないのだから踏みとどまれば良い。
ニッポン放送買収のときは、数ヵ月後に控えた定期株主総会まで、ホリエモンは待てなかったのだから・・・
③オマケ・・・
巨人のナベツネ氏は、自分が知らない人が野球に関わるのが本当に嫌なんだね。
支離滅裂なこと言ってて、本当にこれで読売新聞は大丈夫なのかと思うほどだよ。
読売グループだって、全株主を把握しているわけではないだろうし、中には外資系も入っているはず。
ホント、自分のことしか考えてない人だね。
大リーグも、外国人は球団株の50%以上はできないのかな・・・
確か、マリナーズの最大オーナーは任天堂だけど、取得株数は49%だったと思うよ・・・
日本の場合は、親会社が必ずあって、親会社の株式の話だから、ややこしいね。
親会社が、外資系に買収されたら・・・
親会社の買収先が実質外資系だったら・・・
様々な場合が想定できるから、野球協約は早々に直さないとだめだね。
でも、
プロ野球の球団が株式公開されたら、そしてファンがそれを購入したら・・・・
株式公開というスタイルでなく、ファンドというスタイルでは、既にファンがプロスポーツチームを持つというのはあるわけだし、株式公開という形よりもファンド形式のほうがすっきりするかもね・・・・
うん!納得!!という人も、イマイチだったとい人も・・・