すっかりハマっていた朝ドラ『虎に翼』が終わってしまいました。

 

書きたいことは多々ありますが、やはり終わってしまって寂しい・・・・

こんな風に思えるドラマに出会えて、しっかりと見続けられてよかった!と思っています。

 

『あさが来た』や『マッサン』の頃から、前作の『ブギウギ』でもそうですが、気に入る作品に出会うと、実話をドラマを見終わる前には読み始めてしまう私が、今回はモデルになった三淵嘉子さんについては、ネットでの情報以外は入れずに見続けたということは、ドラマのみに集中したいと思ったから。

 

特に終わってから改めて感動しているのが、米津玄師さんの主題歌がラストまでドラマをしっかりと表現してくれたことです。

 

米津玄師さんが、スペシャル対談で「この主題歌は、冒頭の台本10冊くらいを読んで創られた」と語っていらっしゃいましたが、この主題歌もがドラマを作品にも力を与えていたのでは?と思うほどの、そんな主題歌『さよーなら、またいつか』🎶

 

米津玄師さんは、『LEMON』で好きになったので、彼が出演された林先生の番組も録画して見ましたが、海外での評価も高いため、「英語で曲を?」という質問に対して、「日本語を大事にしているので」との、とてもシンプルなご返答。

 

彼は、種田山頭火や宮沢賢治、そしてカズオ・イシグロなども大好きで、実際に曲の中でも取り入れていらっしゃるとのこと。

最新アルバムの『LOST CORNER』のタイトルは、あのカズオ・イシグロの『私を離さないで』の作品の中からつけたと語っていらしていて、思わず歌詞を調べて、胸が熱くなりました。

 

私が構音障害を患うようになり、通うようになった話し方教室の先生(ご本人は「先生」と呼ばれるのはお嫌だそうで、お名前で呼ばせて頂いていますが)が、やはり日本語を使っての表現を大切にされてるので洋楽はほとんど聴かない、大好きなのが「種田山頭火だ」と言われたことを思い出しました。

 

思えば、『虎に翼』は、言葉を大切にしてゆきたいな、とも思わせてくれるドラマでもありました。

学生時代には、苦手だった科目でもある憲法や法律について、もっときちんと勉強しておけばよかったと思ったりも。

 

日本国憲法も読むのも理解するのも難解に思った学生時代。

そんな感覚で憲法を捉えていた、今思うと恵まれていたといえる学生時代を送ったことを今は幸せに思ってもいますが、その時代のブーメランが返ってきているような気もしてしまう(?)現代、やはりどの時代であっても、多少の「生きづらさ」というものはあるのかもしれません。

 

そんな今、色々な問題を投げかけてくれて、考えさせてもくれた作品。

名場面と共に米津玄師さんの歌声が心に残る、『虎に翼』のOPのタイトルバックのフル公開版です♬

 

 

まだまだ一つの仕事もしっかりとこなせていないのに、ダブルワークなんて!と、欲張ったせいなのか?で、今日はそもそも通院の為のオフを入れていたのに、その通院も延期にして、ゆるゆると過ごす時間が続いています。

 

そこでお仕事の復習をとか、色々と調べておきたいことを・・・・とか、

リーズ国際ピアノコンクールで、牛田智大君以外の演奏を聴こうか?と思ってもすぐに疲れてしまうので、とにかく明日の仕事を頑張れるようにと、無理せずに過ごそうと思っています。

 

それでも、牛田智大さんの結果を途中で知った時には、多くの人が書かれていらっしゃるように、彼にもうコンクールの必要があるのか?とは思ってしまいました。

 

この情報量の多い時代では、いいね!しておいて、後で見ようとか聴こうとか、ゆっくりと読もうと思ったものも流れてしまっているものが増えてしまっています。

そんな中であっても、彼の演奏だけはしっかりと聴いて、その珠玉のみずみずしい美しい演奏には大感動をしていました。

 

コンクールが終わった今、牛田さんが得た「Medici.tv 聴衆賞」にだけは共感していますが、それにしても??

 

きちんと他の奏者の演奏を聴けていない、ド素人のただの音楽を聴くのが好きなだけのファンが何を言っても説得力が皆無なのはわかってはいますが。

 

 

それでもこの世界の先駆者とも言える方達もが「トモハル・ウシダがナンバーワンだ!」と書かれていらしたのを目にしたことは、強く心に残っています。

 

リーズ国際ピアノコンクールの結果についての記事です。

 

 

牛田智大さんのリーズ国際ピアノコンクールでの素晴らしい演奏動画です。

 

 

 

 

 

 

やはりそういう結末なんだ・・・

と思いながらも、けれど、きっと彼女ならば、神様から与えられた課題を成就させて幸せになれる、そう思うことで私にも力をくれた、Kバレエの『マーメイド』の美しさとその世界が与えてくれた感動をしっかりと掴んでゆきたい、そう感じています。

 

今の私にダブルワークなんて、やはり無茶でした。

そもそも、色々と抱え込んでしまってる問題が改めて露見するという出来事があり、タイミング悪く、ダブルワークを始めた頃と重なってしまい、以前の職場では、なんとかなんとか(という感じで)務めたものの、「仕事が負担になってはいけないよね」という事になり、また改めてチャレンジできそうな時に連絡することになりました。

 

そんな中で昨日は、新しい職場の方へ。大雨の中で出勤して制服まで着替えたところで、私の様子を見ていた先輩達から「今日は休んだ方がよいね」とのアドバイスを受けて、帰宅することになってしまいました。

 

やっぱり自分の体調、状況をしっかりと見極めて、ゆっくりとじっくりと一つ一つのことを大切にこなしてゆきたいと思っています。

 

さて、そんな情けない私に、力を与え続けてくれてる『マーメイド』

実は、新国の『アラジン』が無料でライブ配信してくれるのを見られる時期に入っていますが、未だに『マーメイド』の余韻の中にいるので、まだそちらは拝見できていません。

 

私が鑑賞させて頂いた公演のキャストです。

去年、眠りでの見応えたっぷりの女性版のカラボスを熱演してくれた、小林美奈さんが、このマチネ公演でのマーメイドとして、そのピュアで美しいマーメイドを見せてくれました。

 

 

そして、これは鑑賞の役に立った!嬉しいマイム解説です。

 

 

 
冒頭では、さすがのKバレエ!!と言いたくなる、美しい海辺の酒場で、ダンサーさん達が踊りまくります♬
王子役の堀内將平さんはもちろん、王子の友人達と3人で踊りまくるのは、あちこちで同じ感想を見かけましたが、ロミジュリの3バカ(失礼!)を思い出させてくれます。
 
最初っからこんなに飛ばして踊るまくって大丈夫?と思ってしまう程に、飛んで跳ねて回って回って。
 
それにしても、この王子は明るい。
愛されてのびのびと育ったのだろうと、素直に思わせてくれるあたりも、マイムを使って、王とくじらをしとめると話すあたりも含め、楽しそうに冒険に出ていく流れすら、なんの闇を感じさせません。
 
けれど、シャークが登場する場面になると、どこかで白鳥の湖のロットバルトを思い出させる雰囲気。
悪魔的であり、なにか不穏な気配を感じさせます。
こういうキャラを作り出すあたりは、熊川マジックらしさだとも思います。
 
それでいて、海の中の場面の美しさ(アンゲリーナ・アトラギッチによる美術と衣装の美しさ、照明を始め、海の中だと思わせてくれる為の工夫が随所に盛り込まれていて、素直にその世界を堪能できました。そして振り付けの多彩さよ!)インスタやYTで見直しても、そして記憶を辿っても、ため息が出てしまいます。
 
マーメイドはリフトなど使ったり、踊りの中でいつも水の中にいるような動きで、海の中で存在している感を自然に伝えてくれます。
アームスの水の中での表現が美しく、そして脚の振り付けも繊細でとても印象的。
横になった時に水の流れを目で見せてくれるような浮遊感を感じさせてくれます。
マーメイドの姉達との踊りもとても美しく、それに、なんといっても!グラズノフの音楽は想像以上に美しい。
この音楽の編集がいかに大変だったのかを想像すると、ここまで妥協せずにバレエ作品としての新しい音楽を作り出す、それこそがKバレエらしさだとも思います。
どこか『真夏の夜の夢』を思い出したりもする場面もありました。
 
カクレクマノミの可愛らしさ、美術の美しさが際立つサンゴ、それに主役級の回転技などで場内を思い切り沸かしてくれたロブスター。
 
そんな幸せな華やかで賑やかな世界にいたのに、
出会ってしまい、救ってしまった王子に恋をしてしまうマーメイド。
 
王子様が、マーメイドが去った後で、登場してきたプリンセスを自分の命の恩人だと勝手に思い込んでしまう流れはやっぱりそのままでした。
もちろんプリンセス自体にはそんな悪意があるわけではないのかもしれませんが。
 
このあたりの王子の単純さというか、思い込みの強さというのは、彼の曇りのない明るさと関係してるのかもしれない?とまで考えてしまったりも。
 
あのまま美しい、滑稽さもある海の中の世界で幸せに過ごしていたならば、と思ってしまう気持ちすら湧いてしまいますが、どうしようもない燃え上がる恋心をマーメイドは、叔母に訴えてしまい、結果、あのシャークの元に願いを叶えてもらう為に行ってしまうのです。
 
ここからぐんぐんと地上に上がってゆき、新しい脚を得るマーメイド。
このあたりは釣り上げられながらの演技をされているのだろう、と思いながらも引き込まれました。
ここで一幕が終わりました。
 
そして二幕、
初めての脚に、まさしく生まれたてのバンビのように戸惑う演技が可愛らしくて、いじらしくて、けれども、生き生きしていた海の中での動きが記憶に新しいだけに切なさも感じます。
 
肌色のレオタード姿で、何も身につけていない的な設定のようで、彼女を見つけた王子様達一行の中の方達により、慌てて急遽の衣装を身に着けてもらいますが、白いシンプルな衣装なので、人間としても女性としてもピュアなマーメイドの心そのもの!という雰囲気で、(原作では一足歩くだけでもとても痛むはずの)脚を使って踊りまくり、見事なフェッテまで美しいポジションで見せてくれたりも。
このマーメイドの声が出ない、言葉で出ない、この苦悩が切ない。
もしも、彼女が言葉を話せたら、あの時あなたを助けたのは私よ、あの時に初めて出会ったの!と、無邪気に伝えることが出来たのかもしれないのに。
 
けれども、声が出ないとはいっても、そんなマーメイドが可愛くてならない(当然でしょう!)王子様。
そんな可愛いマーメイドに綺麗なドレスを選びなさいと、色とりどりのドレスを選ばせてくれるとても優しい王子様。
愛らしいマーメイドは無邪気に、最初はグリーンかな?やっぱりピンクかな?と悩んでいましたが、やっぱり海の色のブルーのドレスを選んで着替えに行きます。
 
ああ!!そのわずかな時間に例のプリンセスが登場するのです!!
そして、新しいブルーのドレス姿になってワクワクしながら、「見て!見て!!」と王子様に楽しげに伝えるマーメイドには、もはや目もくれず、さっきまでの態度とはあまりに違う、プリンセスに夢中になっている(それも誤解からなのに)王子様の様子は、あまりにヒドイ!!
そして、そんな彼をどこか浅はかにも思ってしまうのは、あくまでも私の目線がマーメイド目線だからかもしれませんが。
 
そして、どこかバヤデールを思い出すとTLで語られてた通り、豪華で華やかでダンサーさん達の技術力をしっかりと伝えてくれる結婚式のGPDDが踊られます。
 
王子役の堀内さんはもちろん、友人役達の踊りも華やかで見るものを魅了させてくれます。そしてこの日のプリンセスを堂々たる踊りで見せてくれた成田さん。
やっぱり軸のしっかりとして美しいグランフェッテは舞台を盛り上げます。
無邪気でピュアなマーメイドとは対照的な、円熟しているというか成熟した魅力を踊りを通じて伝えてくれて、王子様の気持ちも理解できる??という気分には多少させられます。
 
そして、悲恋であることを知っているのである程度気持ちの準備をしながらその後のマーメイドを見守りますが、海辺で悲しみのあまり踊っていると、やはり原作通り「剣」を渡されますが・・・・・
愛しい王子様の眠っている部屋に行ってはみるものの、やはり大好きな愛しい王子様にその切っ先を向けることなどは出来ずに、海の泡になってしまいます。
 
けれども、ラストの泡の出方から(?)きっと原作通り、神様から頂いた言葉の通り、空の精霊になってあちこちで幸せをふりまいて、最後には自分が幸せになるのだろう・・・と、思いたい!!です。
 
この日のキャストが違いますが、このキャストのマーメイドでの大感動がいっぱい伝わってきています。

そして、熊川版の『マーメイド』に魅力をしっかりと伝えてくれるレポート。

そうなんですよね。

熊川さんはあくまでもプロジェクションマッピングなどを使わず、人の力で見せてくれる美しい舞台をいつも届けてくれる、そこも大きな魅力だとも思います。

 

 

 

構音障害というややこしい病やらめまいやらもろもろの痛みと共に生きていると、時に辛さに参りそうな気持ちにもなりますが、『マーメイド』公演の感動を力にして、今できることを一つ一つこなしていきたい!と願っていますキラキラ