エジプト神話ってこんな感じ。
はじまり。
とてもとても簡単に説明します。
それも、私の主観でなのでゆる~くお願いします。
「天地創造」
昔々は
世界に海しかありませんでした。
太陽も大地もすべてが水の中に沈んでいます。水の中にある太陽は世界を照らせませんでした。
そこで太陽は、上陸できる「原初の丘」を水の中から出現させ、ここに昇って体を乾かすことにいたしました。
*この初めてできた丘がタテネン神になりました。
*この丘の上に降り立って、太陽を温めたのが不死の霊鳥ベヌウ
アトゥムは、ときどきウナギやウサギなど妙なものに化身とする、宇宙のビッグバン時から居た始祖。
このアトゥムは男性なのですが、手(ヘテペトの手)は女性という、両性具有。
両性具有なのでアトゥムは、ひとりで頑張って子供をやどし生むことが出来ました。
こうして、アトゥムが生み出した最初の「性別を持った」神々が
男 大気の神、シュウ(緑)
女 大気の女神、テフネト(赤)
世界には二人しかおらず、子孫繁栄のために2人は結婚し、初の「夫婦」という形を作ります。
2人の間に生まれたのが
男 地の神 ゲブ(風属性)
女 天の女神 ヌト(炎属性)
その後、兄妹はとても仲の良い夫婦となり、いっつもいっつもくっついていて、天と地が離れません
これでは、大気のめぐる隙間がない!
父である「大気の神 シュウ」は怒り
力任せに、大地の神と天の女神を離してしまいました。
ゲブは、必死で愛妻ヌトの手足を掴みます。
その結果
空が丸くなりました。
一番下に横たわっているのがゲブ
天を大きく丸くしているのがヌト
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アトゥムはその後、アトゥム=ラー という神に進化していきます。
シュウ&テフネト
ゲブ&ヌト
は ラーの子孫たちということに変化します。
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さて
ゲブとヌトが引き離されたとき、妻ヌトは妊娠中でした。
しかし、仲良し夫婦のせいで天地創造が遅れたことを怒っているアトゥム=ラーは、
「その子供たちは災いを生む」と言って
「一年12ヶ月、どの日もゲブとヌト夫婦の子の出産禁止。」
子供を産むことを禁じます。
困ったヌトは、トートに相談しました。
心やさしいく頭の良い知恵の神トトは
「では、360日以外に日を作ればいいのでは・・・」
そこでトートは月と賭けをして勝ち、時の支配権を手に入れます。
そこで太陽神の管理できない閏日を5日間を作った(太陰暦と太陽暦の差)
( 太陽神ラーの支配時
一年は30日×12ヶ月の360日)
第一の日に オシリス
第二の日に ハロエリス(大ホルス)
第三の日に セト
第四の日に イシス
第五の日に ネフティス
一日に一人ずつ無事に出産することができました。
そして月としての属性を得たため太陽の沈んだあとの夜の時間は、トート神が太陽にかわって地上を守護するとされる。
1年は360日ではなく、5日増えた365日になったのは、この時から。
しかも、月の持っていた時間が中途半端だったため、365日より微妙に多く、4年にいちど閏日を入れないと合わない中途半端なものになってしまったのです。
(「古代エジプトの人たちは、一年は365日と4分の1日」という周期をすでに知っていました。)
しかし
太陽神ラーは、怒り閏日を無視します。
そのような理由があり
人間は、公然と閏日を使うことが出来ず、公に使われる暦は、いつも365日となりました。とさ。