青空の綺麗な日
幼い頃から走り回ったこの家のお引越しが始まりました。
みなし住居が決定し2年間の間にその後どう生活していくかを決めていくことになりました。
熊本地震で全壊とされた私にとって
大事な家。
私の避難所であり優しい家族の笑顔が包んでくれる
本当に大事な場所です。
優しく包んでくれたみんなは
J.と入れ替わりで命を交換し目に見えるところにはいないけれど
たくさんの思い出が詰まったこの家が
解体されることが決まり
とても悲しいです。
とても
悲しいです。
とても
寂しいです。
春夏秋冬と季節を感じ成長させてもらいました。
棘がお尻に刺さって痛かった。
綺麗と思って手を出して泣いた時もあった。
私の思い出がたくさん詰まった家であり
ゆくゆくはここを宿泊施設にし
yogaを楽しめたらと思っていました。
玄関を開けると
土間が広がりなんとも言えないひやっとした風が流れる。
仏間や応接間から見える枝垂れ梅、書斎、蔵、中庭から見える晩白柚
茶の間でいつも帰りを待ってくれている大好きなおばあちゃん。
いつもニコニコのみんな。
もう悲しくて
悲しくて
のんびりしてるなー。
なんだか
振り向くなっておばあちゃんが背中押してくれているような気がした。
与えられた環境の中で
最善を尽くせ。
今年、一番唱えた言葉。
そうなってしまったことは
もう変えることができない。
だったら他の方法を考えて
前を向いて進みなさい。
ずっと描いていた夢。
ずーっと考えていた未来の方向を
失ったって震災後の前回判断で落ち込んでいた。
帰る場所なくなった。
って。
空っぽになっていく家の中を見てられなくて
散歩に出たり
敷地内をウロウロしたり
落ち着かなかった。
まだまだ、気持ちの整理もつかない。
きっと熊本県民
全壊の判断が出されたみんな
全て同じ気持ちだと思う。
先日、私のことじゃないからよくわかんないって言われた。
正直イラっとした。
でも、この環境に立たされた人にしか
わかんないんだろうな。
この気持ち。
クリスマスイルミネーション。
来年はもっともっと復興頑張らなきゃ。