![菖蒲(しょうぶ)と蓬(よもぎ)](https://img-proxy.blog-video.jp/images?url=http%3A%2F%2Fkumamototeshigoto-labo.jp%2Fimg%2Ffeature%2Fimg_feature_15_t2.jpg)
節句の幟(のぼり)には、生まれた男の子が無事に成長するようにという祈りと願いが込められています。そこには、かつて飢饉や災害、疫病などによって子供の多くが成人を前に命を落としていたという時代背景がありました。
古代中国では、菖蒲を薬草として利用し、菖蒲を入れた湯治法や菖蒲酒を飲んでいました。それが日本に渡り、風習と融合し、5月5日の端午の節句に「菖蒲湯」に入る風習が今に残っています。
「蓬」もその香りの強さから邪気を払う薬草とされてきました。3月3日の「上巳の節句」にも菱餅(ひしもち)の下段の緑の餅には蓬(よもぎ)を練り込み、女の子の無病息災を祈り願います。