客電が落ちると、薄闇の中に流れてくるノイズ混じりの音楽や声。ルー・リード「ワイルドサイドを歩け」のコーラス、バンド「アングリー・インチ」の曲、ヘドウィグの独り言などが、大きくなったり小さくなったり、混じり合ったり、途切れたり。アナログ時代の、真夜中に周波数を探りながら聴いてた Transmission on the Midnight Radioの再現。そして、帰還を告げる銅鑼を大きく打ち鳴らして、三上ヘドウィグ降臨! お客さん総立ち!
「Tear Me Down」、神々しい…!
「Sugar Daddy」、昔と変わらずターゲットの男性客を物色し(笑)カーウォッシュの洗礼をする三上ヘド、ご機嫌の笑顔が可愛い。「Wig In A BOX」では「みんなたち」の番があるから当然、大合唱です🎶
後半、「The Long Grift」の哀切と諦念。恨み節の表現が見事だった「Hedwig’s Lament」。