(時事)都知事選挙と出生率 | ♪トラベラーズノートと万年筆と文房具とガチャと100均が好きなパパのblog

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東京都知事選は
小池百合子さんの当選で
終わりました

現職が有利と言われて来ましたが
蓋を開けるまで
誰が有利かは判らなかった選挙で
蓮舫さんが3位と云うか
石丸氏の活躍は
メディア以外での盛り上がりから
想定はしていました

個人的には
喧嘩腰で人を馬鹿にする雰囲気がある石丸氏は
苦手なのですが
従来の政治家っぽくない様子が
若者に「変革」の印象を与えたのでしょう(笑)

さて今回の選挙で
気になったのは
「少子化」対策を謳った候補者が
多かったことです

ちょうど
国の出生率過去最低のデータが公表され
東京都の出生率が0.99であったことが
原因だと思います

でも
よく考えて欲しいのですが
東京都って若者の街だと思う

勿論
中心部にも住む人がいますし
東京都と言っても
ベッドタウンであったり
住民が生活している地域もあります

でも
正式な数値は不明ですが
都心には
狭小住宅に住む夢見る若者が数多く住み
大学も多いので
学生さんの割合も他の都道府県とは
比べ物にならないくらい
多いと思います

更に
家賃が高くて
家が狭くなりがちなことや
交通の便が良くなって
通勤可能エリアが広がっていることから
結婚や出産を機に
都外の土地の安いベッドタウンに引っ越す人が
かなりの割合でいるのではないでしょうか?

そうなると
東京都の政策が
どんなに頑張っても
普通に周辺の都道府県よりも
出生率が低くなるのは
当然の話だと思います

それよりも
以前述べたように
国よりもマイナンバーカードを
活用している
東京都の「018サポート」は

18歳未満の児童1人当たり
5,000円を支給する制度ですが
周辺県との格差はどうなの?
と疑問です

そもそもは
子育て政策の多くは
国が全市町村を平等に行うべきであり
都道府県で対応すべきは
地域によって異なる対象者に対応すべく
幼稚園や保育園を増やしたり
働く保育士さんを確保したりすることだと
思います

なので
どこかの区がされていた
保育士さんの住居の確保や家賃支援などは
非常に評価しますが
「018サービス」のように
都道府県の境界の人が
あっちは良いなぁ…って移動するようでは
中央一極集中を助長するだけなので
どうなのだろう?と思ってしまいます

話は変わりますが
最近知ったなるほどな話で

ニュースなどで
東京や都市部における
「無認可保育園」とかをよく聞きます

聞くときは
だいたいが事故やトラブルがあったときなので
勝手に
「東京には認可を受けられない
(基準をクリアしていない)保育園に
通わせないといけない程
保育園の数が足りていないのか…」と
感じていました

でも
無認可保育園に子どもを通園させている
一部の親の中には
「認可保育園になって欲しくない」と
思っているそうです

「認可保育園」になれば
市区町村から助成が受けられる反面
通園する児童は市区町村が選ぶため
その保育園に通わせたくても選べない
ってことがあるようです

保育園の運営側としては
お金も市区町村から貰えるし
人の募集も市区町村がしてくれるので
楽になるイメージですが
他の保育園と十把一絡げになる可能性があります

高校で考えると
特別な教育をしている私立高校が
「無認可保育園」だとすると
若干の個性があるものの
市区町村の基準の保育が求められ
エリア全域で入試があって
生徒の希望と成績を基準に振り分けられる
公立高校が「認可保育園」ってことでしょうか
(あくまでもイメージで
公立高校の生徒の振り分け方がどうかは
調べてません)

ですから
「無認可保育園」の中には
基準はクリアしているけれども
あえて認可を受けていない
ハイレベルな
(だって市区町村の助成が無い分は
保育料は高額なはず)
「無認可保育園」があるってことを
知りました


閑話休題

確かに子育て環境が良くなれば
東京都で育児をする人が増え
結果的に東京都の所得税や住民税の収入が
増えることに繋がるかも知れませんが
東京都の一極集中が問題になっている中で
そこを「都知事選挙のテーマ」に
選択すべきではないと思います

都民からすれば
東京都の人口が増えて
税金収入が増えることは
都民にフィードバックされて
利益になる…と思う人もいるでしょうが
そこはもっと広域を考えて欲しいと思います

大学無償化を言っていた
大阪府にも言えることですけどね

金があるからって
周辺の道府県に無いサービスを増やすな
と思います