私がOLYMPUS OM-1を買ったのは、30年位前。
すでに後継のOM-1nもディスコンになっていたと思います。
理由は雪を撮ろうと思ったから。
SMC-Pentaxの鮮やかなカラーとコントラストとは対照的に、モノクロの少し荒らした粒子の中で、コントラストは低いけれども解像度があるような。そんなZuikoレンズの写りのイメージからでした。もちろん選んだレンズは50mm F1.8。
社会人になって少し経済的に余裕がでてからは、そんなイメージでカメラやレンズを買ったりしていたのです。
ただし、このOM-1はその後それほどフィルムを通しませんでした。デジタルが進んできたこともあったのですが、やはりカメラの使い勝手、レンズの性能ともに、私にとってはNikonがバランスがとれていたからです。
でも、その独創性の高い構造やスタイルはやはり素晴らしく、たまに空シャッターを切ると、ミラーと連携した独特の作動音が心地良いカメラです。
OM-1を維持する上での問題点はいくつかあります。
最も深刻なのは、ペンタプリズム固定に使われているモルトプレーンが経年変化でプリズムを侵食するというもので、これはペンタプリズムを交換するしかありません。
私のOM-1もずいぶん前に発症し、当時捨て値だったOM-10のジャンクからプリズム交換しています。
それと今回の貼り革の剥がれです。
これはOM-1/OM-2が現役だったころに、すでによく見られており、全体的にめくれ上がってきたものを何台も見ました。
私のものもずいぶん前から剥がれてきていて、両面テープなどでごまかしていたのですが、剥がしてみるとそもそも革そのものが劣化のせいか伸びて曲がってしまっており、平面性が損なわれてしまっています。
やはり見た目もよくないので、入手できるうちに張り替えることにしました。
以前から気になっていたのですが、Aki-Asahi.comというネットショップが様々なメーカー、製品の貼り革を提供しています。
値段もリーズナブルです。
注文して数日。郵便で届きました。

こんな感じで、きれいにカットされており、精度も非常に高いものです。

カメラ側をエタノールとキムワイプで脱脂して貼るだけ。
あっさりと終わります。


本来は革がはられていない、セルフタイマー、巻き上げレバー用の革も付属していました。
これらは、カニ目ネジで止められているのですが、専用工具を持たない我々は分解時にうっかり滑らせて傷をつけてしまうことが多いのでありがたい仕様です。
実際に貼った側からの、注意事項としては、非常に精度が高いのと、裏面の接着力が強いということ。
つまり貼り始めからぴったりあわせておかないと最後にはみ出してしまうということです。
私も微妙に最後が収まりきらずにやや出っ張るような形で貼ってしまっている箇所がありますが、貼り直しは諦めました。
将来的に心配ではありますが、剥がして再度貼り付けるのも接着力を落としそうなので。
見た目は完全に元通りで満足です。
貼り革が劣化していて、こちらのお店で扱っているものなら、張り替えてみてもよいかと思います。