前回のブログに書いた、福岡市内の大学での講義。
遅れないよう8時過ぎには着いた。地下鉄の駅に近く、とても綺麗で落ち着いたキャンパス。男子より女子学生が多い。我々の時代のファッション分類で言うとコンサバ系かな。ま、多少はヘソ出しの方も。白衣&メガネの男子学生が闊歩する母校とは雲泥の差だ(+_+)
一限目なのにほぼ満席。250名はいただろうか。今の大学生の特性なのか、講義中の反応は薄い。露骨に寝ている学生こそ見られなかったが「笑い」をとるには至らなかった。質疑応答では学生がスマホで質問すると講師席のパソコンで確認できる仕組みになっていて先生が選択された20くらいの質問に答えた。
なんとか及第点か。
講義後、先生からも依頼者からもポジティブなフィードバックを得てほっとして終えた。後日、姪っ子からLINEが来て、お友達が偶然聴講していたと。大学のHPにも写真入りで出てて「教えて欲しかった」と。考えなくもなかった。可愛い姪っ子だ。彼女の専攻が英語であることと、朝早い一限目なので迷惑にならないようにとの配慮だったが、折角だから会ってコーヒーでも飲んで、近況聞いて、最後にたっぷりとお小遣いあげたかった気もする。
先週末に紹介者を通じて今回の講義の感想文を頂いた。(宿題らしい)200通以上を読むのは大変だが、そのどれもが私の講義の意図を理解していて、「簿記・会計をもっと頑張りたい」「アルバイト減らして自己啓発に励みます」「勉強へのモチベーションが上がりました」等書かれていた。
苦労が報われた。
前回も書いたが経営者が自身の経営について語るのは難しくないが、会計の知識を駆使し自社の経営を数字で説明し、自分の戦略と同リンクしているのか、何が上手くいってて、何が上手くいってないのかを説明するのは難しい。しかも相手は学生さんだ。自分の普段使いのボキャブラリーで語るのではなく、誰にでも分かるように説明するのはかなり難易度が高いし、図解するなど工夫が要る。当大学の学生さんの基礎的学力の高さにも助けられたが、講義主旨の大半が理解されていた。
一応修士号持ってるし、大学から非常勤講師の要請来たりして(^^♪
なんて妄想してしまった。無い、無い、
でもポジティブなフィードバックを得るって嬉しいものだ。それが例え学生さんからでも。以前のこのブログにも書いたが
褒められるって生きてくのに必要だ。
たった一言褒められるだけで人生変わる事だってある。
弊社では営業職は数字という客観的な判断基準もあるし、お客様に直接の接しているので本人の努力に応じてポジティブなフィードバックを受ける機会も多い。一方で工場や内部で働く人に
その機会が少ないのは弊社だけではないだろう。特に工場では綺麗な印刷物を指定の納期通りに仕上げるのが「当たり前」とされ、万が一、品質不良や納期遅延を起こそうものなら、営業からも品管からも被告人のような扱いを受けてしまう。
他人との関係において、フィードバックがネガティブなものに限定されると、その人に嫌悪や忌避を感じるのは当然のことだ。
人が組織内でモチベーション高く働くのに必要なのは
①公平感
➁達成感
③連帯感
の3つだそうだ。我々の工場で働く社員さんはこれらを感じにくい構造になっているかも知れない。
そこで考えた。
お客様の様々な反応に直接触れている営業から工場等の社内にフィードバックしてもらおうと。以前より、お客様からデザインを褒められた場合は(低評価受けた場合も)デザイナーにフィードバックして欲しいとお願いしてきた。散発的には行われていたものの、営業も忙しいのか、なかなか形として見えなかった。
そこで今回新たにお客様からの工場(製品)、デザイン、その他の社内メンバーへのポジティブなフィードバックを営業から発信してもらう為の仕組みを設けた。これまで営業には「お客様のご不満、ご不便、ご不安などの不」「競合の動き」「仕入先の動き」などを日々発信してもらうようお願いしてきた。これは翌朝、全社メールでサマリーとなって全社に共有されると共にCRMに格納される。発信を促す為に翌朝に配信されるこれらのサマリーの中で私が「いいね!」を押すとさらにそれが全社共有され、営業にはチャリン!とわずかだが報奨金がチャージされる仕組みになっている。
これは効いた。
通常、セールスフォースなどのCRMを導入しても営業が入力してくれない問題が起こるらしいが、弊社に限ってそれはない。人はタイムリーな報酬にモチベートされやすいのだ。半年に1回の賞与や年に1回の昇給だけで一年を通してモチベートし続けるのは至難の業だ。
話がそれた。
今回、営業の普段の発信のレパートリーの一つとして「ポジティブ・フィードバック」を追加してもらった。当然それは私の「いいね!」の対象だ。早速毎日数件のポジティブ・フィードバックが発信されている。その半分以上が「いいね!」の対象となった。
だがポイントはそこではない。本来の私の狙い通り、フィードバックを受け取った内部の方が「嬉しかった」「モチベーションが上がった」と日報などで発信されていることだ。言うまでもなく、誰しも人の役に立ちたいし、褒められて嬉しくない人などいない。
これまで縁の下の力持ちにもスポットライトを当てる為にラベルコンテストに挑んだり、技能五輪に出場してもらったりしてきた。さらにこのポジティブ・フィードバックで日々仕事に達成感を感じてもらい、さらに組織として連帯感を醸成できればと考えている。
朝のオフィスにて
