吹き出物 | 株式会社 丸信 社長のブログ

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株式会社丸信 代表取締役 平木洋二のブログ
包装資材販売、シール・ラベルの印刷、紙器印刷加工業を営む株式会社丸信の社長のブログです。

鼻の頭に吹き出物ができたのは、もう半年も前のこと。一度潰してしまったのが悪かったのか、、マスクと擦れたのも原因だろう、未だに赤い跡が残っている。

 

コピーロボットみたい

 

って家内からも言われてる。一度皮膚科に診せたが一向に改善されない。両親から授かった顔が台無しだ。

 マスクしてるので普段は隠されてるが、、早く目立たなくなって欲しいものだ。

 

さてさて、

 昨年色んな問題が起こり、我が社はこの規模相応のガバナンスが効いてないのだと自覚させられた。

 

ちょうど営業に来られた金融機関系のコンサル会社さんに依頼して上場企業並みの内部統制と自社との差異を数ヶ月かけて洗い出してもらった。

 

上場すると、管理部門、監査役、社外取締役などの人員増と監査法人への報酬、他の維持コストで年間1億~1億5千万円のコストアップになるとは聞いていた。

 

どうも事実らしい。

 

ホールディングス化して複数の子会社がぶら下がっている今となっては、上場はかなり遠のいた。

 

とはいえ、今までのような個人商店の延長ではいつかボロが出るだろう。

いや、もうそれらリスクの一部は顕在化しつつある。そのうちきっと大怪我する。

 

労務管理をもっとガチガチに堅めたり、相互に牽制が効く仕組みにしたり、内部監査機能を強化する、重大な経営上のリスクを洗い出し、定期的にモニタリングし評価する、これらはすぐにでも必要だろう。

しかし、厳密な予実管理や中期経営計画の必要性は何度聞いても腹落ちしない。

営業部門により精緻な売上予測をお願いし、半年後、1年後の業績をわずかな差異内で予測する為に大きな労力を割くことに意味があるとは思えないのだ。

 

一方で、お客様への提供価値を上げていくアイデアを考えたり、実現の為に試行錯誤していくのは楽しい。

これだ!と閃いたら、独断で、マネタイズに何年掛かるか不明な事業に、無計画かつダイナミックに投資できるのは中小企業経営の醍醐味だとさえ思っていた。

 

調査後の報告会で専門家の方のお話を聴きながら、この手の内部統制を強化する話には全くワクワクしていない自分に気づいた

だれかと役割分担すればよいのだろうが、今後自分のリソースをこの方面に相当量割くことになるとしたら、なかなかの苦行だ。

 

「中小企業と吹き出物は大きくなるとつぶれる」

 

と言われる。

これが事実なら世の中に大企業は存在しないはずだ。ほぼすべての大企業が昔は中小企業だったはずだ。

おそらく、より正確には

「内部統制の強化を伴わず、拡大路線に走る中小企業は潰れる」

なのかもしれない。

 

 我が社は上場していないとは言え、政府系のファンドから出資をしてもらい、金融機関さんからの多額の借入により資金調達し、経営させてもらっている立場だ。経営の透明性を高め、よりガバナンスの効いた状態にしていくことは経営者として当然の責務だろう。

 

これからは楽しいことばっかりじゃ、務まらないのだ。



 

朝のオフィスにて