最近、社内に高学歴の社員が増えた。
新卒国立出も増えた。
中途なら旧帝大の大学院卒や博士課程修了者。
学歴だけではない。特定の分野において高度な専門知識を持つ人も。
以前だったら社内における「知」のヒエラルキーの頂点には「私」がいたと思う。
それも多くの分野で。誰よりも熱心で真剣だし、どの社員よりも勉強してる自負はある。
だから私の意見に反論する人は少なかった。させなかったのかも知れない。
たまにあっても事実に基づいてなかったり、ロジックがしっかりしていないので簡単に論破してしまう。
結果、私の言う事を良くも悪くも妄信的によく聞いてくれる。
過去の発言や方針の中には根拠のないもの、事実に基づいてないもの、ロジックが曖昧なものも沢山あったはずだ。
しかし、最近、社員からの反論に唸ることがある。
事実に基づき、ロジックのしっかりした意見には従わざるを得ない。
こうなると私も発信する内容を反芻しながら、
・事実に基づいているか?
・ロジックに矛盾はないか?
を事前にセルフチェックせざるを得ない。
以前なら、思いつきレベルのことをドンドン発信しても、誰からも突っ込まれる事などなかった。
これからはそうはいかない。不自由だと思う反面、会社とっては良い事だ。
ここ数年、丸信では現在の事業領域の周辺分野で様々な高度なソリューションの提供に挑戦している。
それらは高度な専門知識やノウハウを必要とする。社内だけでは難しいので複数の外部コンサルにも協力してもらい、亀の歩みながらも社員は少しづつ力を付けている。まだ2合目か3合目といったレベル。今なら私でもほぼ理解できるレベルでしかない。
しかし、それではスピードが遅すぎる。来年はもっとレベルを上げたい。
各分野のスペシャリストが私を遥かに凌駕する。
「ちょっと俺は理解できないけど、お客様にお役に立てそうだから、やってみよう! 任せるよ」
言ってみたい。
そして、真にお客様の業績向上に貢献したい。
アメリカの鉄鋼王、アンドリュー・カーネギーは墓碑にこう刻んでいる。
「己より優れたる者を周りに集めるすべを知りたる者、ここに眠る」
(Here lies one who know how to get around him men who were cleverer than himself)
これが理想だ。