今日のクレア
(左)脱皮中のキモいクレア、(右)再生したクレア
朝日を浴びて黄金色に輝くクレア
コロナ:ワクチン接種率と未接種率
このところドイツの新型コロナウイルス感染拡大のニュースをよく目にする。ドイツ国内の州による格差が大きいようだ。ブレーメン州ではワクチン接種率が80%を超え新規感染者数は相対的に少ないが、ザクセン州ではワクチン接種率は60%程度で新規感染者数はブレーメン州の約30倍多いという。
ドイツ各州のワクチン接種率(11月26日現在):ブレーメンが82.7%、ザクセンが60.3%。この違いが両州の感染拡大の規模に影響している。
お昼のワイドショーでこのニュースが話題に取り上げられ、出演者の一人がワクチン接種率が60%と80%ではそんなに違うものなんでしょうか?という素朴な疑問を発していた。番組で説明はなかったが、これは以下のように考えられる。
感染速度はワクチン未接種者数(厳密にはウイルスに耐性を持たない人数)の人口に対する割合で決まる。つまり接種率ではなく未接種率で考えるべきである。そうすると、ザクセン州では人口の40%が未接種で、ブレーメン州では20%が未接種となる。結局、ブレーメンよりザクセンの方が約2倍感染速度が大きいことになる。
世界に名高いドレスデンのクリスマスマーケットは昨年に続き、今年も中止なんでしょうね(´・_・`)
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煌めきのドレスデン
18〜19世紀のドレスデンの風景
2006年9月1日、ベルリン中央駅に向かうプラハ本駅発11時22分のユーロシティが13時40分ごろエルベ川にかかるマリエン橋を通過するとき、私は車窓から見えるドレスデンの街並みに思わず息を呑んだ。
それから5年後の2011年9月29日、ベルリンからドレスデンに鉄道で移動し、ミュンヘンに飛ぶまでここに2泊することにした。この滞在中、アルテ・マイスター絵画館で思いがけない絵画を目にした。修復が完了した以下の絵画の展示であった。
カナレット作「アウグスト橋下流のエルベ川右岸から見たドレスデン」1748年
カナレットといえばヴェネティアの景観画家として有名だが、こちらのカナレットこと、ベルナルド・ベッロット(1720-1780)はその甥に当たる人で、東欧ではこちらの方がカナレットとしてよく知られているらしい。
私が驚いたのは、その5年前マリエン橋上の列車の車窓から見た光景とよく似ていたからだ。それもそのはず、この絵はマリエン橋下の土手に広がる宮廷公園から描かれたものなのだ。重要な点はドレスデンが第二次世界大戦で破壊される以前の姿を見ることができることである。
もう一つよく似た構図の絵画がある。ただし、夜景である。ロマン主義の画家、クリスチャン・ダールの「月明かりのドレスデンの眺め」1839年
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歴史をちょっとだけ。。
ドレスデンはドイツ・ザクセン州の州都だが、かつてはザクセン選帝侯国・王国時代の首都であった。歴代王の中ではザクセンのヘラクレスと呼ばれた、ザクセン選帝侯、フリードリヒ・アウグスト1世(強王)が18世紀前半にバロック様式のツヴィンガー宮殿を建てるなどして、ドレスデンの文化的地位を高めたと言われる。隣国、プロイセン王国のフリードリヒ2世(大王)が君臨した時代より半世紀ほど早い。プロイセンとの抗争はあったもののその属国となることはなかった。アウグスト強王の依頼により、フラウエン教会も完成した18世紀中ごろのドレスデンの街並みを上述のベルナルド・ベロットが描いている。
しかし、第二次世界大戦時の連合国軍によるドレスデン爆撃(1945年)により旧市街はほぼ完全に破壊された。戦後ドレスデンは東ドイツ領となったが、東西ドイツの統一後、歴史的建造物の再建・修復が進んだ。フラウエン教会は2005年10月に修復が完了している。
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ドレスデン旧市街の地図
ドレスデン旧市街のマップ:⓪フラウエン(聖母)教会、①市庁舎、②聖十字架教会、③アルトマルクト広場、④文化宮殿、⑤ドレスデン城、⑥ツヴィンガー宮殿、⑦ハウスマンストゥルムの塔、⑧君主の行列の壁画、⑨ゼンパー・オペラ、⑩三位一体大聖堂(カトリック旧宮廷教会)、⑪マリエン橋、⑫アウグストゥス橋、⑬ブリューレのテラス、⑭美術アカデミー
フラウエン(聖母)教会と展望台からの眺め
フラウエン教会は、アウグスト強王が18世紀前半に建てさせたルター派の教会であるが、1945年に第二次世界大戦で破壊された。1994年に再建が開始され、コンピューターを用いたジグソーパズルの解によって瓦礫の石の3800個が使用され、2005年に完成した。地上67メートルの展望台から旧市街の素晴らしい眺望が得られる。
1945年のドレスデン空爆により廃墟となったフラウエン教会
(左)2005年に再建されたフラウエン教会:黒いパッチにような箇所が瓦礫から再使用された石
(右)教会内の祭壇:この祭壇は劇場の舞台のように美しい。
(左)身廊部から見上げた内部ドームの天井画、(右)内部ドームに上がって見た天井画
メインドームおよび展望台から見下ろした内部ドームおよび身廊部の眺め
以下はフラウエン教会展望台からの南→西→北方面のドレスデン旧市街の眺めである。
(左)①市庁舎:塔の高さは約100 m、②聖十字架教会:塔の高さは約92 m
(右)③アルトマルクト広場
(左)④文化宮殿、(右)⑤ドレスデン城、⑥ツヴィンガー宮殿、⑦ハウスマンストゥルムの塔:高さ約100 m
(左)⑧壁画「君主の行列」、⑨ゼンパーオペラハウス、⑩三位一体大聖堂(カトリック旧宮廷教会):塔高約86 m、(右)⑪マリエン橋、⑫アウグストゥス橋
(左)北の新市街方面;⑬ブリューレのテラス、⑭美術アカデミー
(右)エルベ川の上流方面
ドレスデン街歩き
クリスマスマーケットの会場となるアルトマルクト広場:(左)フラウエン教会を望む、(右)聖十字架教会を望む
シュタールホフの外壁(マイセン・タイル)に描かれた壁画「君主の行列」:アウグスト強王をはじめとするザクセンの歴代君主及びその他の行列風景が描かれている。
ハウスマンストゥルムの塔(中央)とその右の三位一体大聖堂(カトリック旧宮廷教会):塔高約86 m
三位一体大聖堂(カトリック旧宮廷教会)の内陣:(左)前方の祭壇、(右)後方のパイプオルガン
ブリューレのテラスからの眺め:中央左手に三位一体大聖堂、および右手にゼンパーオーパー(歌劇場)
音楽を好んだ第4代ザクセン王ヨハンの騎馬像が立つ劇場広場からの眺め:左手に大聖堂、右手にハウスマンストゥルムの塔およびザクセン王家の財宝が展示された緑の丸天井があるドレスデン城
ツヴィンガー宮殿の中庭の風景:四方を取り囲む宮殿の建物は4、5件の博物館として使用されており、アルテ・マイスター絵画館は左の写真(王冠の門)の対面左側にある(右の写真では右の側面側)。
アルテ・マイスター絵画館の2枚看板:(左)ラファエロ「システィーナの聖母」と(右)フェルメール「手紙を読む少女」
フェルメール作品としてはもう一点、売春宿の情景を描いた「取り持ち女」が展示されている。ロマン主義から印象派、近代絵画は、アルベルティヌムのノイエ・マイスター絵画館に展示されている。
ウィンドウ・ショッピング
近郊のエルツ山地にあるザイフェンの木工人形やクリスマス飾り
ドレスデンから電車で40分、マイセンの高価な陶磁器
クリスマス用品を年中取り扱っているのはローテンブルクに本社を置くケーテ・ウォルファルト。最近では日本にも出店している。しかしドレスデンで見かけたのはケーテではない普通のお店。クリスマスマーケットの会場となるアルテマルクト広場付近でいくつも見かけた。
Souvenirs de Dresde
もう10年前になりますが、2011年にドレスデンで買ったガラクタ土産の写真が残っていました。
バラマキお土産を除いて自分用に残った旅行のお土産品:この旅行ではドレスデンの後、ミュンヘンで妻と合流してシチリア島に向かいましたので、タオルミーナの記念品も混じっています。今でも手元にあるのは、シュトレンの空き箱、アドベントカレンダーなどです。
ドイツでクリスマスに食べるシュトレンという焼き菓子だそうですが、どんな味だったのかまったく記憶にありません。現在、箱の中身は昔海外のホテルやレストランで集めたマッチ箱のコレクションです。お菓子箱のデザインはアルトマルクト広場のクリスマスマーケットで、フラウエン教会を含む絵柄です。
聖十字架教会の塔方向のアルトマルクト広場
聖十字架教会を背景にしたアルトマルクト広場のクリスマスマーケットの光景(当時購入したポストカードのスキャン画像から)
ドレスデンのアドベントカレンダー:デザインは聖十字架教会を背景にしたアルトマルクト広場のクリスマスマーケット。当然ドイツ製なのですが、左上に、「アドヴェント・カレンダー 12月1〜24日まで、その日の扉を毎日一枚づつ開けていきます.」と説明書きがあります。察するに、日本人観光客が意味がわからないままに購入して持ち帰ることが多いためでしょう🤣
24個の窓を開けると、最後の12月24日にはイエス様がお生まれになります。右上の方にラファエロの天使がいます。
質素な聖十字架教会の祭壇
クリスマスマーケットの背景によく出てくる聖十字架教会ですが、この教会では歴史のある聖十字架少年合唱団が有名です。ウィーン少年合唱団のようにクルツィアナーは全寮制の学校に通うようです。
最後のStille Nacht(きよしこの夜)を除いてほとんど聴きなれないクリスマスキャロルばかりですが、清らかな歌声に心が洗われる気分になれます。
最後のコンクルージョンは、冒頭に戻って、「聖十字架少年合唱団の子供たちが並ぶエルベ川右岸からのドレスデン旧市街の街並み」で締めたいと思います。

















































