PACK RATのブログ

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こちらは退職したあるシニアのブログサイトです。はるか昔の想い出話と無責任なひとり言を書き綴っています。

オックスフォードにもケンブリッジにも聖メアリー教会という同じ名前の教会があります。ただし正確には、

オックスフォードの教会は、The University Church of St Mary the Virgin

ケンブリッジの教会は、Great St Mary's, the University Church

となっています。

 

どちらも聖母マリア教会なんですが、英語でメアリーや仏語でマリーというと何だか俗っぽく聞こえるのは私だけでしょうか。。。

 

さて今回はそれぞれの聖メアリー教会の塔に上り、そこからの眺望を楽しんでみたいと思います。

 

 

 

オックスフォードの聖メアリー教会

 

 

オックスフォードの地図中、印のところに聖メアリー教会があります。127段のらせん階段を登れがすばらしい眺めが広がります。

 

 

まず北側の眺めです。真正面にある建物はラドクリフ・カメラ、その背後にボドリアン図書館、卒業式などの式典会場となるシェルドニアン・シアターが隠れています。

 

ラドクリフは人名、カメラはラテン語で小部屋という意味があると聞きました。ラドクリフ・カメラは現在はボドリアン図書館の閲覧室として使われているそうです。

 

ところでカメラ、現代では写真機のことですが、起源は17世紀のオランダ人画家フェルメールも素描に利用したとされるカメラ・オブスクラ(暗い小部屋)だと云います。

 

 

北東の方向に見えるのがオール・ソウルズです。二つの華麗なゴシック尖塔と美しい中庭が特徴です。このカレッジには一般の学部生や院生は入ることができず、選りすぐられた研究者だけが入ることができる特別な組織となっています。また、右下に尖塔のガーゴイルが写り込んでいます。

 

 

東から南東方向の眺めです。ハイストリートが西から東に(手前から奥に)延びています。この通りの左手前がオール・ソウルズ、その先がクィーンズ、通りの右手がユニバーシティの各カレッジです。また、右に湾曲したハイストリートの先にモードリンのカレッジタワーが見えています。

 

教会の尖塔から南方向の景色です。ハイストリートの向こうがオリオル・カレッジ、その奥がコーパス・クリスティ・カレッジです。また画面中央奥の塔はマートン・カレッジ・チャペル、右奥はクライスト・チャーチのカテドラルの塔です。

 

南西方向の眺めです。右手の塔は、オール・セインツ・チャーチのリンカーン・カレッジ・ライブラリーのタワーです。奥の方は逆光で見づらいですが、左手の塔がクライスト・チャーチのカテドラルの塔、右手のずんぐりした塔は同じカレッジのトム・タワーです。

 

西方向の景色です。手前はブレーズ・ノーズ・カレッジ、右奥にナッフィールド・カレッジがあります。また大きな尖塔は先と同様、オール・セインツ・チャーチのリンカーン・カレッジ・ライブラリーのタワーです。

 

これで聖メアリー教会の塔展望台をほぼ一周してきました。北西から北方面の眺めです。今度は左下にガーゴイルが写り込んでいて、その向こうがブレーズ・ノーズ・カレッジです。

 

 

 

ケンブリッジの聖メアリー教会

 

ケンブリッジの地図中、印のところに聖メアリー教会があります。123段のらせん階段を登れがすばらしい眺望が楽しめます。ちなみに、この教会が位置する地点がケンブリッジ市の中心だそうです。

 

北方向の眺望です。通りの左側の建物群は手前から順に、ゴンヴィル・アンド・キーズ・カレッジ、トリニティ・カレッジ、そして奥がセント・ジョンズ・カレッジです。通りはその名称がキングス・パレードからトリニティ・ストリート、セント・ジョンズ・ストリートと変わります。

 

この写真は前の写真の少し左手北西方向をズームしたものですが、林の手前の建物がトリニティ・カレッジのレン図書館で、その建築美およびニュートン関係の貴重な収蔵品を有することで知られています。

 

東方向に目を転じて教会の下を眺めると、マーケット・ヒルとマーケットが見えます。日曜日には、ファーマーズ・マーケットが立ち、アンティークや工芸品を扱う店が並ぶそうです。

 

南方向の眺めです。通りはキングス・パレード、右がキングス・カレッジです。残念ながら、ポーターズ・ロッジ辺りが修復のための足場で取り囲まれており見栄えが良くありません。

 

塔から西方向の眺めです。左の建物はキングス・カレッジのチャペル、右側が評議員会館。そして中央手前の白い古典主義様式の建物は学位授与式などが執り行われるセナート・ハウス、その裏手の中庭を囲む建築群はオールド・スクールズです。さらに、その奥にはクレア・カレッジとトリニティ・ホールが見えます。そして遠景ですが、ケム川の向こうに見える巨大な塔がある建物はケンブリッジ大学附属図書館です。

 

南西方向の眺めが逆光であったり、キングス・カレッジの一部が修復中であったりして、納得のいく写真が撮れませんでした。そこで、ウィキメディア・コモンズから該当する写真を借りてきました。条件が整えば、ゴシック建築の華麗なキングス・カレッジ・チャペルを中心にケンブリッジの最も美しい光景を目にすることができます。

 

 

オックスブリッジのいずれの大学においても、聖メアリー教会は町の中心部に位置しています。したがって、教会の塔からは15〜16世紀に建てられたゴシック様式もしくはチューダー様式の華麗な建築群を眼下に鑑賞することができます。オックスフォードはカレッジが分散しているせいか、クライスト・チャーチなどは遠景でしか目に入りません。それでもラドクリフ・カメラからオール・ソウルズの光景は圧巻です。それに対して、ケンブリッジはキングス、トリニティ、セント・ジョンズの大きなカレッジが集中しているため、塔から眺めた建築群の壮麗さは迫力満点です。

 

約120段の狭いらせん階段を上った先に広がる伝統に息づく大学街の一大パノラマ!歴史あるカレッジ群と街並みを一望できます。オックスブリッジ訪問のご予定があれば、皆様にもぜひお勧めします。