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PACK RATのブログ

こちらは退職したあるシニアのブログサイトです。はるか昔の想い出話と無責任なひとり言を書き綴っています。

クレア

 

朝の散歩では、暑かったり寒かったりするとお互いに素通りだけのことが多いのですが、季節がよくなってくるとワンちゃん同士の挨拶も念が入ってきます。

 

シベリアン・ハスキーちゃん

 

  

(左)マメシバちゃん、(右)チワワちゃん

 

ワンちゃんのお名前はお聞きはするのですが、すぐに忘れてしまうのです。記憶を司る私の脳細胞はかなり老化していまして。。。((泣)(>_<) (😭))

 

 

 

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私の抗体量レベルの測定と評価

 

私はファイザー製ワクチンの第1回目接種を2021年6月11日に、第2回目接種を7月2日に受けました。従って10月2日でもって接種から3ヶ月が経過することになります。そこで、現在の私の体内の抗体量レベルを測定してみることにしました。

 

 

測定法と原理

 

私は免疫学の専門家でも何でもありませんが、現役時代、生化学物質の定量に抗原–抗体反応を利用していた人がまわりにいました。その結果、測定原理について入門編のその入り口程度の知識は持ち合わせているつもりです。

 

測定法には、免疫クロマト法と酵素免疫測定法(ELISA法)の二つがあります。前者では市販のテストキットを使えば、目的物質の定性的測定を簡単に行うことができます。後者では、プレートリーダーという特殊な装置が必要なので、検査会社にサンプルを送って測定を依頼することになります。

 

 

1)免疫クロマト法

 

測定原理をマンガチックに表すと以下のようになります。

 

イムノクロマト法の測定原理スキーム

 

図中左にはワクチン接種により生成した抗体を含む血液検体と展開液の添加口があります。その右のピンクの部分には抗体と結合する抗原(スパイク・タンパク質)が塗布されていますが、その分子には標識として金のナノ粒子が付着しています。次に問題のコロナ抗体を抗原として特異的に結合する抗抗体1がテストライン上に固定されています。そして右端のコントロールラインには残りの抗原を捕捉する別の抗体2が固定されています。

 

添加口に供給された検体液は毛細管現象により右方向に流れていきます。まず最初にコロナ抗体は金のナノ粒子で標識された抗原と特異的に結合します。次に、この抗体−抗原複合体はテストラインにやってくると、そこに固定された抗抗体1に捕捉され、金ナノ粒子が凝集して赤色を呈色します。ここで、コロナ抗体がたくさんあれば濃い赤色になりますが、少なければ薄い赤になります。残りの過剰な標識抗原はコントロールラインで抗体2にすべて捕捉されて、このライン上で赤を呈色します。

 

 

2)ELISA法

 

この方法の測定原理は以下の通りです。

 

ELISA法の測定原理スキーム

 

前述のように、この方法は個人で完結することはできません。個人がやることは自分の血液をろ紙に染み込ませ、その検体を検査会社に郵送するまでです。

 

検査会社が行うと予想される分析概要のマンガが上図です。血漿を溶出させマイクロプレート上に置くと、検体中のコロナ抗体はプレート面に固定されます。そこでまず、ウイルスのスパイクタンパク質を抗原として加えると抗原−抗体複合体が形成されます。次に、西洋わさび由来のペルオキシダーゼのような酵素を標識とした二次抗体を添加します。そうすると、抗原をサンドイッチするように抗体−抗原−酵素標識抗体からなる複合体が形成されます。最後にプレート表面を洗浄して、酵素の発色基質となる試薬を加えると、酵素量、つまりはコロナ抗体量が多いほど生成物が増えて高い吸光度が測定されることになります。

 

 

測定と結果

 

1)免疫クロマト法

 

今回は、RABLISS新型コロナウイルス中和抗体検査キット(輸入発売元:小林薬品(株))を使用しました。明記されてはいませんが中国製のようで、通販サイトAmazonより購入しました。

 

製品の外箱

 

  

(左)測定前のキット、(右)測定開始10分後のクロマトグラム

 

測定はSの穴に血液1滴と展開液2滴を垂らすだけです。そうすると検体液の移動に伴って前述の抗原−抗体反応が進行し、10分後に右のようなクロマトグラムが得られます。Tの位置が目的のコロナ抗体の存在量を示唆するバンド、Cは残余抗原で測定の有効性を示すだけです。

 

注目はTのバンドの赤紫色の濃淡のみ! 薄っ!!

 

 

2)ELISA法

 

測定はKAICO(株)の新型コロナウイルス抗体測定サービスを利用しました。この会社は、遺伝子組換えバキュロウイルスを蚕(かいこ)に感染させ種々の有用タンパク質を生産することを目的としたベンチャー企業です。ここでは、コロナウイルスのスパイクタンパク質を蚕に生産させ、それをELISA法の抗原として使用しています。

 

KAICO社の測定キットの外箱

 

去る9月30日に自分の血液を染み込ませたろ紙を郵送しておいたところ、10月10日に結果をネット上で知ることができました。

 

ELISA法によるコロナ抗体量レベルの測定結果

●2回目平均:ワクチン2回目を接種し、約2週間経過した人の測定値の平均

●1回目平均:ワクチン1回目を接種し、2回目接種の直前(ファイザーであれば3週 間、モデルナであれば4週間)の人の測定値の平均

●未接種平均:ワクチンをまだ接種していない人の測定値の平均

 

結果はレベル2! 低っ!!

 

レベル4とは、ワクチン2回目を接種し、約2週間経過した人の測定値の平均

レベル2とは、ワクチン1回目を接種し、2回目接種の直前の人の測定値の平均

 

まとめると、私はワクチン2回目を接種し、現在約3ヶ月が経過した段階です。私のそのレベルが2というのは上図の目盛では2回目接種後平均の半分、接種前と同レベルでした。

 

 

考 察

 

以上の2つの測定法、つまり免疫クロマト法及びELISA法のいずれにおいても、私の現在の抗体量は非常に少ないことがわかりました。

 

私の場合、2回目のワクチン接種からすでに3ヶ月が経過しています。2回目接種直後の抗体量は測定していないので何とも言えませんが、最初はひとさま並の抗体量があったものが現在は当初の半分かそれ以下に減少しているものと考えられます。

 

8月の終わり頃ですが、藤田医科大学が「ファイザー社の新型コロナワクチンで、接種約3ヶ月後に抗体価が著しく低下する」という測定結果を発表しました。

 

 

ワクチン接種後の抗体価の変動

https://www.fujita-hu.ac.jp/news/j93sdv000000b3zd.html

 

年齢によっても少し異なりますが、2回目接種後から3ヶ月経つと抗体量は4分の1程度にまで減少しているようです。

 

またごく最近ですが、福島県相馬市の調査結果が各局のテレビで報道されました。

 

相馬市が調査したワクチン2回目接種後の抗体活性の減少

 

こちらの調査結果でも、ワクチン2回目接種1ヶ月以内と比較すると3ヶ月以上経つと抗体活性は著しく低下しています。また高齢者ほど抗体活性は低いようです。

 

 

結 論

 

以上まとめると、現状で私の抗体量レベルはかなり低いのですが、2回目接種後3ヶ月が経過していることを考えると、特段に驚くことでもないようです。

 

現在話題になっているのは、ワクチン接種後に体内で生産されるIgG(イムノグロブリンG)や中和抗体と呼ばれるものですが、一般には抗原つまりウイルスのスパイクタンパク質の情報がT細胞やB細胞が主役を演じる液性の免疫システムに記憶されていると言われています。万が一ウイルスアタックを受けた場合には、これらの記憶免疫のガンバリに期待することにしましょう。

 

もっとも、私の免疫細胞の記憶力は脳細胞の記憶力と同様に、とてつもなくポンコツ化してしまっているかも知れませんが。。。(>_<)😭(>_<)😭

 

ちなみに、抗体量の減少は以下のような人において甚だしく起こるようです。

 

・高齢者、年齢が高い →YES

・接種から日数が長く経過 →YES

・男性 →YES

・接種後の副反応が少ない傾向 →YES

・酒やたばこを嗜好 →YES

 

私はすべてが該当します!救いようがありません😂