アベニュー・ラヴァル 〜《暗くなるまで待って》 | PACK RATのブログ

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こちらは退職したあるシニアのブログサイトです。はるか昔の想い出話と無責任なひとり言を書き綴っています。

クレア

 

 

クレアとの散歩中、初秋の風物詩とも言える彼岸花(曼珠沙華)を近くの小さな公園で見つけた。

 

 

クレアと彼岸花(左:本日、右:5年前)

 

   

外向きに輪生した6〜7個の花それぞれから6枚の花びらが開き、中央から雄しべ6本と雌しべ1本が長く突き出ている。全体がおもしろい幾何形状をした一輪の花のように見える。

 

 

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「暗くなるまで待って」

 

テレンス・ヤング監督、オードリー・ヘプバーン主演の1967年アメリカ映画

 

8月の終わりごろ、NHKBSプレミアムで1967年のアメリカ映画「暗くなるまで待って」(原題:Wait Until Dark)が放送された。この映画を録画していたので先日ようやく視聴した。

 

ヘプバーン演じる盲目の女性スージーが、ヘロインの袋を縫い込んだ人形を偶発的に彼女の夫経由で手にしてしまい、悪党どもに殺されそうになる密室サスペンス。

 

映画はとあるアパートの一屋で、老人が人形の背中を切り裂き、ヘロインの袋を詰め込み、再び背中を縫合するところから始まる。ヘロイン入り人形を受け取った運び屋の女は大急ぎで外に飛び出していく。

 

女の右腕にはヘロイン入りの人形が抱えられている。

 

映画が始まっておよそ2分後、運び屋がタクシーに乗り込むまでの10秒程度のシーンに私は「あっ、ここは見覚えがある、行ったことがある!」と思った。

 

ここはモントリオール、サン・ルイ広場に面したアヴェニュー・ラヴァルに違いない‼️ ビクトリア調の凹凸のある家並みが美しい通りだ!

 

 

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昼間のサン・ルイ広場界隈

 

 

アヴェニュー・ラヴァル

 

  

アベニュー・ラヴァルとプランス・アルチュール通りの交差点

 

アベニュー・ラヴァル:向こうにリスが通りを横断している。

 

  

街路樹の紅葉が美しいアベニュー・ラヴァル

 

  

日本とは品種が異なるカエデ、カナダのメイプル

 

 

3512〜3518 Avenue Laval

 

3610〜3620 Avenue Laval

 

3644 Avenue Laval

 

3686 Avenue Laval

 

  

3700〜 Avenue Laval

 

 

スクアル・サン•ルイ通り

 

259〜 Rue Square Saint-Louis

 

  

(左)スクアル・サン・ルイ通りとアンリ・ジュリエン通りの交差点

(右)271 Rue Suare Saint-Louis

 

  

(左)301〜311 Rue Square Saint-Louis

(右)357〜367 Rue Square Saint-Louis

 

 

 

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映画の例のシーンはどこなのか。。。

 

Google Earthの助けを借りて、映画「暗くなるまで待って」で、運び屋の女が階段を駆け降りてくるシーンは厳密にはどこなのかを調べてみることにした。

 

映画のシーン

 

グーグル・アースのスクリーンショット

 

1964年の映画でもう60年近く年月が経っています。その間にレンガが補修されていたり、ドアや窓枠の塗装の色が変わっていたりします。しかし主要な骨格は維持されているはずです。

 

見較べた結果、女が駆け降りた階段につながる部屋の住所は3614 Avenue Lavalです❗️ 間違いありません‼️

 

 

 

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薄暮のラヴァル通り

 

紅葉が美しい季節でしたが、街路樹の影が建物に反映して明暗のコントラストが強く、家並みの美しさを十分に写しきれない印象でした。

 

そこで、少し、

 

暗くなるまで待って。。

 

再度、写真撮影を試みることにしました。ついでに映画のロケーション 3614 Avenue Laval もさがしてみます。

 

3606 Avenue Laval(Rue Prince-Arthurと交わる角っこの家です)

 

 

3608 & 3610(白いドア) 、そしてその向こう(木の向こうの階段の部屋)が3614 Avenue Laval。右端に人が歩いてきているところ。

 

この左下の階段がつながる住所が 3614 Avenue Laval です。この左下の階段から運び屋の女が走り降りてきたその向こうは3618 Avenue Laval。

 

3618 Avenue Laval付近から

 

3620 Avenue Laval

 

 

 

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結 論

 

オードリー・ヘプバーン主演の映画「暗くなるまで待って(Wait Until Dark)」の冒頭シーンにおいて、運び屋の女が飛び出してくる家の住所は、3614 Avenue Lavalであった。正面ではないが、撮影した写真に該当する住所の家が写り込んでいた。

 

サン•ルイ広場周辺の地図:赤の実線は家並み撮影の場所、3614が映画のロケーション、Casa Grecqueは夕食をとったレストラン。

 

 

EXTRA

 

  

「暗くなるまで待って」お腹も空いたので、近くのレストランで夕食を取りました。

 

カナダ、モントリオールのこのレストラン(Casa Grecque)はおもしろかった。アルコールの提供はしないとのこと。飲みたければ、向かいの酒屋で自由に買ってこいと言われた。つまり、アルコールの提供はないが、持ち込みは可。コップは出す。

 

レストランから「のこのこ」出かけてハイネケンを買った向かいのお酒屋さん。グーグル・アースで見ると、もう営業はしてないようです。今だったらどこで買えばいいんだろ?