1981年の夏 ーロンドンとウィンザー(ロイヤルウェディング) | PACK RATのブログ

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クレアのかつての散歩道

 

外国にお住まいで🐶を飼ってらっしゃる方のブログを拝見すると羨ましくなる。自然に恵まれた環境で、🐕‍🦺の散歩には最適だろう。もちろん、日本でも🦮の散歩に好都合な所にお住まいの方も多いようだ。

 

5年前まで、クレアが3歳の頃まで住んでいた町は散歩に適していた。家を出ればすぐ大きな川が流れ、雑草や野鳥や虫の音に四季を感じながら、川べりや土手を2時間近く散歩することができた。

 

夜明け前に散歩に出れば、折り返し点あたりできれいな朝日を拝むことができた。

 

天気次第では一幅の絵画のような景色も。。。

 

しかし危険もあった。それは川べりで魚釣りをする人たちが多かったことだ。一度肝を冷やしたことがあった。

 

クレアをよく可愛がってくれるおじさんが魚釣りをしていた。クレアはそのおじさんに近寄っていった。私がそのおじさんに挨拶をしている隙に、クレアは何かを一口でパクッと食べた。それは、おじさんが横に並べていた、釣り針を内部に仕込んだ練り餌の1個だった。

 

私は驚き、直ちに家に戻り、妻とともにかかりつけのペットクリニックに直行した。レントゲンを撮ってもらうと、胃にくっきりと釣り針の陰影が見えた。

 

難しい判断だった。開腹手術をするか、便とともに排出されることを期待するか。後者を選んだ。その結果、その後の3日間は大変だった。持ち帰ったクレアの💩を毎日。。。。しかし、心配の甲斐あって、3日後の💩に。。。

 

3日後ぐらいにクレアのお腹から出てきた釣り針

 

クレアはよく雑草を食べる。その事件以降、釣り人の他に、草むらに捨てられた針付きの釣り糸にも注意を払うようになった。

 

現在は住宅街に住んでいるので釣り針の心配はないが、クレアの拾い食いには要注意だ。

 

 

 

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1981年の夏 〜ロンドンおよびその近郊(2)

 

 

前回の続きで、1981年7月20日(月)〜24日(金)、ロンドンおよびケンブリッジ滞在の回想録(2)です。

 

 

ロンドン

 

この時期のイギリスの話題は、7月29日(水)に迫った、ウェールズ公チャールズ皇太子とレディ・ダイアナ・スペンサーの結婚式であった。当時の資料によれば、式はセント・ポール大聖堂にて11時より行われ、式場からバッキンガム宮殿までの婚礼の行列が12時20分から12時42分にかけて行われたようだ。

 

婚礼の行列のルート

  

ロイヤル・ウェディングを9日後に控えたセント・ポール大聖堂(1981.07.20撮影)

 

  

現在もweb上で散見される当時の報道メディアの写真(1981.07.29のセント・ポール大聖堂での挙式と婚礼の行列の写真)

 

  

(左)行列が通過するトラファルガー広場

(右)トラファルガー広場からホワイト・ホール方面を望む

 

行列が到着するバッキンガム宮殿

 

 

その他のロンドンの観光名所

 

  

(左)国会議事堂のビクトリア・タワー

(右)国会議事堂のクロック・タワー(ビッグ・ベン)

 

  

(左)ピカデリー・サーカスからリージェント・ストリートを望む

(右)リージェント・ストリート

 

ピカデリー側のバーリントン・アーケード

 

 

 

ウィンザー

 

チャールズ皇太子とダイアナ妃の次男、サセックス公ヘンリー王子とメーガン・マークルの結婚式が2018年5月19日、ウィンザー城のセント・ジョージ礼拝堂において行われた。挙式の様子は世界中に衛星生中継されたので、私も何となく懐かしさを感じながら視聴した。

 

記録によれば1981年7月23日の午前中、ウィンザーを訪れた。もちろんこの時は、ダイアナ妃に次男が生まれ、ここで結婚式をあげるなど想像だにしなかったわけだ。

 

ウィンザー城とその周辺の地図

 

Google Earth上で見るウィンザー城の航空写真

 

  

(左)ヘンリー8世門から入城してすぐの光景

(右)37年後ヘンリー王子とメーガン妃が結婚式を挙げることになるセント・ジョージ礼拝堂(1981.07.23撮影)

 

2018年5月19日、セント・ジョージ礼拝堂における挙式の写真(報道メディアのWebsiteより)

 

  

(左)ラウンド・タワー、(右)ノーマン・ゲート

 

  

(左)ヘンリー王子も通ったというイートン校方面の眺め

(右)ステート・アパートメント

 

  

(左)女王のプライベートな住居、(右)テームズ・ストリートの眺め

 

2018年5月19日、キャッスル・ヒルからテームズ・ストリートに入るヘンリーとメーガンを乗せた馬車(報道メディアのWebsiteより)

 

上の写真でビクトリア女王の銅像があるところを右折してテームズ・ストリートに入る。赤枠の範囲が1981年7月23日撮影した二つ上の右の写真の家並み(Google EarthのStreet Viewより)

 

 

 

 

二つのロイヤル・ウェディング後の彼らの人生

 

 

その後、チャールズとダイアナは1996年に離婚し、ダイアナは1997年8月31日交通事故により亡くなった。チャールズは2005年にカミラ(コーンウォール公爵夫人)と再婚した。結婚式はウィンザー城のセント・ジョージ礼拝堂で行われた。

 

チャールズとダイアナの長男、ケンブリッジ公ウィリアムは2011年4月29日、ウェストミンスター寺院にて、キャサリン・ミドルトンと結婚式を挙げた。

 

また2020年、ヘンリー王子とメーガン夫人は英国王室を離脱した

 

エリザベス2世女王は現在95歳、2021年4月、エディンバラ公フィリップ王配が崩御されたが、ご本人に引退の意志はまだないという。王位継承順位の第1位は72歳になるチャールズだが、英国国民の期待はチャールズをスキップして第2位のウィリアムにあるらしい。日本皇室もさまざまな問題を抱えているが、英国王室の先行きについても目が離せない。